王都へ

私の魔力について色々判明してから二年たって私は今、馬車に揺られて学院に向かっている。


 馬車の中には私と女の使用人が二人いる。美人だ、胸は普通だが形は良かった。

 外には護衛として我が伯爵家に使える騎士が二人が左右を馬で護衛している。

 この二年間で魔術については師事した魔術師の教えが良かったのだろう。

  いくつか魔術を作り出せる程度にはこの世界の魔術について理解した。

 (正直、学院では魔術について学ぶ事は少ない。単位認定をさっさと受けて王都で遊ぶか。)

 馬車に揺られてそんな事を考えていたら馬車が止まった。

 窓から覗いてみると城壁の中だった。どうやら王都に着いたらしい。

 


 そのまま王都の別邸に入り、馬車を降りる。

 目の前には別邸の管理をしている執事が頭を下げた。


「お待ちしておりました。ウーノ様、私この館の管理を任されておりますロマンと申します。」


「よろしくロマン、寮に入るまでだがよろしく頼むよ」


 私はロマンに挨拶した後、別邸の一室に案内させた。

 ベッドはダブルベッドであった。察しが良くて助かるな。


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る