まず、タイトルに惹かれた。『メロスと? 併走? あのメロスと?』どんな話なのか一気に興味が湧いた。また、『並走』ではなく『併走』である部分にも。良い意味で期待を裏切られた。彼女はメロスを──読後はきっと、走り切った心地よい疲れと解放感、そして清涼感を味わう事間違いなし。比較的大人向け。でも、むしろこれから社会に出る人に読んでほしい作品です。