雲の寝台から

 日輪にちりんは雲の寝台しんだいで、ちょうきゅうちゅう

 夏の雨はねむらずに、連日春夏冬あきないちゅう


 (海月くらげじるし曹達ソーダびんは、泡が光ってれいだろう。)

 (あそこのしょくりょうざってん、そう四つ角の。)

 (わざわざ届けてくれたんだから。)


 紫陽花あじさいは幕を上げ、日夜開演かいえんちゅう

 月星は雲の楽屋で、常時じゅんちゅう

 

 (いまのうちに楽しんでおこうよ、この休暇をさ。)

 (ああともさ、ここから繰り出すころには雨もきるよ。)

 (そしたらば、また星図通りの遠足なんだから。)

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