仕立て屋シエラティカ

 少年きみ少女あなたよ、おいでませ

 百あるうちの一夜だけ

 きたる仕立て屋シエラティカ


 希望を明かしてまわそうつむ

 虹をほどいてつむごう糸を

 少年きみの背なかを伸ばせるように

 月もくだいてりこもう


 針にあこがれを耳打ちしたら

 ゆらめく雲にそでを通して

 少女あなたの胸もとかがやくように

 星のぼたんならべよう

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