じねんこうば

 空のふいごに火がはいる

 川にはすずが揺れている

 おやまはきたわれ光ってる

 鳥が銅鑼どらの音打っている


  「モーオキヨ」

  「モーアケヨ」


   まどかやななめや立方は

   自然工場じねんこうばのつくりもの

   天然規律の制服に

   めるぼたんはゆるみなく


  「ひいふうみい

  「何時いつ無有むう


 七色車輪はものがた

 森がこずえで削ってる

 雲はだまって紡いでる

 雨のまち針そろえてる


  「モーネナヨ」

  「モーヨイヨ」


   やわいやかたいやぬく

   自然工場のきまりごと

   天地あめつちたてよこ織りいだす

   かくとめぐるゆがみなく


  「とうざいなんぼく

  「しゅんしゅうとう


 草むらの花は窓を閉め

 星はやぐらにのぼってる

 月が瓦斯がすとうつけるころ

 空のふいごの火はおちる

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