十一から二十

だきよせる沈もく

 いつしか とびきりの

 静かな よる


 ゆうらり ゆられた

 暗やみを たどって

 ほしが ひとつか

 ふたつ ばかり

 ぎん色に ひかっていた


 それは どこまでも

 ぬくもり 深く

 だきよせる 沈もくを

 とうとぶ よる

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