あとがき

 こういうものにあとがきをつけるのが適当なのかわかりませんが、こんなに長いものを書いたのは初めてなので書いてみようと思います。


 まず、この作品を書き始めたのが桜のシーズンで(今は7月なのに酷暑)、わたしの通っていた学校の校舎わきに咲いた桜の下での告白という例のシーンが頭に浮かんだ、その一点から始まりました。


 なので、内容はかなり自転車操業。ただ、書く度にわたし自身が小清水くんを好きになってしまい、この作品を書くのが楽しくて、読み直すのがまた楽しくて、1日2話公開していた時期もあります。


 この話がこんなにも長くなったのはラノベコンテストがきっかけです。当時、この作品はちょうど応募の字数に達するところで、別の作品で別の賞に出そうかと思っていたのですが、たくさん書いた記念に「求められているテーマとズレてるかも」と思いつつ応募しました。


 しかし。

 7月の今、まだ発表がなく……。

 発表まではダメ元でも毎日連載を目標にしていたので冗長な作品になってしまいました。迷走、とも言いますね。

 もしリライトするなら、バッサリ切りたいところ、まるっと書き直したいところがたくさんあるのが悔やまれます。


 作品作りで大事にしたのは、この作品は現代が舞台だからこそ、キャラクターひとりひとりの心の内側まで、小さな想いのひとつひとつを拾い上げて描写しようとがんばりました。

 伝わりましたでしょうか?

 人の心の動きって、小さくてもころころ変わると思うのです。そこを、積み重ねたくて。


 これからもそんな感じで、そういうところを大切にして作品を作りたいと思っております。

 書き終えましたが、一読者として読み続けたいと思っております(笑)


1話でも読んでくださった、読者の皆様に感謝の意を込めて……。



 2018年7月 月波 結

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