異世界ってのはある日突然にやってくる

広瀬ルサン

異世界転生

第1話 プロローグ

それはある日突然だった。


俺の名前は城崎真城しろざきましろ

いたって平凡な高校生。17歳。

いつもの朝、いつもの様に起きて、誰も居ない道をいつもの様に登校する。


が、今日は違った。

リア充が前を歩いているのだ。


(爆発しろ)


まあ普通にそう思った瞬間、前から鉄パイプを振り回す不良が歩いて来た。


「クッソが!何もかも死んじまえ!」

「キャアー!」

「うわ!」


不良はリア充に向かって走ってくる。


(いいとこみせよ..)

なんて思った俺はとっさに駆け出しリア充の前に出た・・・

出てしまったのだ。


駆け出すと同時に盛大にコケたのだ。

顔面から道路へダイブ!


(うわー無いわー)


と思いながら顔面を手で抑えながら立ち上がろうとすると


「死ねー!!」


意識が遠のいた。


************************



目を覚ますと俺は見知らぬ場所で立っていて目の前には、名前も知らない爺さんがいた。


誰だ?


「あのー誰です?そしてここは?」


爺さんに聞いた。

爺さんは


「ワシか?ワシは神さまじゃ。そしてここは天界の神の部屋じゃ。何故お主はここにおるのかというと、簡単に言えば、お主は死んだのじゃ」


・・・は?

よく分からん、俺が死んだ?

どういうこっちゃ!


「どうもこうも言った通りじゃ。お主は不良に鉄パイプで頭を殴られ死んだんじゃ」


「あーなるほどです。って心読まないで下さい!」


この爺さんならぬ神さまは心が読めるのか・・・

めんどくせー!


「めんどくせーなんて思っとんのかね。失礼な奴やのぅ」


「だから、心読まないで下さい!」


何も思えねーじゃんか!


「まぁとにかく、お主、異世界で生きてみたいなとは思わんか?」

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