パロディ①語学の教科書的

語学のテキスト


チャプター1「君の名前は?」


   カフェで。


シュマリ へいへい! 君の名前はなんだい? ボクはシュマリこの町に住んでいる大学生だよ。

ヨーコ へいへい!(挨拶) シュマリ! 私の名前はヨーコ。

シュマリ ヨーコ。よろしくね。僕の家はマリシュワブにあるんだけれど、君はどこからきたんだい?

ヨーコ わたしはTOKYOから来ました。

シュマリ ・・・・。

ヨーコ ・・・・。

シュマリ で、君は今、どこに住んでいるの?

ヨーコ マガリヒ。私は今マガリヒでテトワ語を勉強しています。

シュマリ なんてこった! 

ヨーコ フム? どうしたのシュマリ。

シュマリ 僕はマガリヒの大学に通っています。よろしくねヨーコ。

ヨーコ よろしく!

シュマリ しかし君はどうしてこんなところにいるんだい? マガリヒでもマリシュワブでもなく、ここ、パトワギに? 

ヨーコ それは……、こっちのセリフだわ。

シュマリ どうやら訳ありのようだね?

ヨーコ そちらこそ。

シュマリ ふふふ。

ヨーコ へへへ。


   チャプター1終了。


チャプター2「これはなんですか?」


   路地裏で。


ミギマルス ヨーコ、これはなんですか?

ヨーコ ベン。

ミギマルス じゃあこれは?

ヨーコ ボン!

ミギマルス グレイトォ! 正解だ。

ヨーコ へへへ。

ミギマルス じゃあ、これは?

ヨーコ ・・・・。

ミギマルス 答えなさい、ヨーコ。

ヨーコ シュマリ……。

ミギマルス そうだ。

ヨーコ ……シュマリ。

ミギマルス 正解!

ヨーコ ……シュマリ。


路地裏には近づくなって、教えてくれたのはあなただった……!


   チャプター2、終わり。




チャプター3「どちらも愛しています」


   シュマリの家で。


ペスターモ シュマリは僕のお兄ちゃんです。シュマリは、僕より背が高いです。シュマリはミルクが嫌いで、僕はパンが嫌いです。そしてお父さんは野菜と肉が食べられません。

カジナルタ シュマリは紅茶よりコーヒーが好きです。

ペスターモ 僕はどっちも嫌いです。

カジナルタ 僕はどちらも好きです。

ペスターモ 僕にはお父さんと、一人のお兄さんがいます。

カジナルタ 僕には二人の息子がいます。どちらも愛しています。

ペスターモ ヨーコには兄弟はいますか?

ヨーコ ・・・・。

ペスターモ 

ヨーコ ・・・・。

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