ちょっとむちむちじゃねーか

@pochay78

完結済み

その少女が、喫茶店に入ったのは偶然ではなかった。


愛梨は高校一年生ふつうの子より少しおっとりしていて、小柄で長い髪にヘアバンドを付けているどこにでもいる女の子だ。


よく、AKBのまゆゆを色っぽくした感じと言われる。


ちなみにスポーツは結構出来る方で巨乳(・(ェ)・)


 6/5日彼女はずっとおもしろい事を考えていた。学校の文化祭で会った大学生のことだ。早稲田大学の学生でからかいがいのあるタイプだった。ずっと自分の入っているサークルについての愛を語っており、いちゃもんをこうつけてやった。

「高校生にしかえらそうに語れないくせに!!」

そしたら彼は言った

「早稲田に入ってからいいやがれ、あっ俺の学部商学部だけどそれ以上の偏差値な!」

かれの魅力的な顔が歪んだのを思い出し今、愛梨は風呂で体のマッサージをしながら少しオッパイを揉んで

「へへっ」と品を作った。


次の日友達の真実と帰りに池袋のリブロに行って早稲田大学系の本をガサツと買った。


早大生小古は思っていた。サークルの危機の事を。

通称コフーは映画を撮るサークルで監督をしているのだがお金が足りない。早大からは、お金がないなら映画ではなく小説を書くサークルにしてみたらという示唆があった。


でも映画が撮りたい、いつもは間抜けだったりする奴早大生然とした気取った奴、それから口下手で大人しい奴も映画を撮っていると役にはまっていきいきとした別人になる。


それが面白いのだ。よくガラスの仮面の北島マヤがいう演技してる時だけ「生きてるって感じ」に近い。おれはマヤを応援し続ける速水真澄になりたいのだ。


早稲田大学内には門を入ってすぐカフェテラスがある。


そこに入って一服休憩しよう。コフーは思う。


そこで働いている女の子が長い髪でいそいそと働いていたので癒やされた。なんだかちらっと俺をみた気もするし。


次日もなんとなくカフェテラスに行ってみた。昨日の子がいる。なんとなくまゆゆに似てるんだよな。可愛いじゃねーか!!!



次の日もカフェテラスに行ったこれは恋なのか。今日もその子は長い髪にりぼんをつけて大人しく働いていた。


次の日体育会系

ですこぶる権力握りそうなやつがその子にいきなり「付き合って下さい」と言った。その子は曖昧な笑顔を見せ、「ごめんなさい」と言っていた。俺は胸がほっとした。


その次の日からその子の受難が始まっていた。その体育会系の男がその子が持ってきたジュースをわざとこぼしてその子をどなるのだ。


失恋の腹いせだな。頭の中筋肉なのかd( ̄  ̄)


それから1週間くらいしてその子はカフェからいなくなった。


短い恋だったな。

その次の日

俺はまたカフェテラスに行った。あの体育会系の男がまた来ていた。なんだか今にも周りに怒鳴り散らしそうな泣きそうな変な顔をしていた。


早稲田祭が始まる11月、俺らは映画を撮りまくっていた。

その映画はこういう話で、人になりたかった花が生きるために人と同じくらいの会話、仕事、恋、そして競争、動物を食べ等血なまぐさいことをして生き延びるものの最後は、、、という話を擬人化して撮った。


早稲田祭、映画の試写会にあの子が来ていた。あのカフェテラスの子だ。俺は目の周りが熱くなってドキドキした。

彼女はカスミソウと季節外れのチューリップを持って現れた。


彼女は言った

「私はあなたの映画の中の人になろうとした花です。アナタにしたたかに近づこうとして失敗しました。(T . T)」


彼女が泣いているので俺は彼女を抱きしめてあげた。


その感想はタイトルの通り。


彼女は泣きながら

「実は前にもアナタにあったことがあります。最初から素直に好きだと告げればよかった。私はあなたの強さにすなおに守ってもらいたい、お願いっ!」と言った。俺はどういうことかわからなかった。


そしてカフェテラスで見せた彼女の優しい笑顔が僕の横にあるのだ。


こういう不思議なことがあなたの人生にも俺は起こるんだと思う。恋愛、仕事、家庭、色々な悶々とする事はあるが僕らは人間なのでみんなに頑張って欲しい。


あなたの彼女もむちむちな身体ですか(笑)


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