時空ペン(β)
@kenante
第1話 はじまり
ある日目を覚ますとジャングルの中にいた。
「うわっ」
何気に驚き声を出してしまった。
夢を見てるのだなと感じ
おもむろにそこらじゅうを歩いてみた。
草むらがガサコソと動く
「大蛇だったらやべえな」
そこから現れたのは小さな恐竜だった。
茶色ぽい色をし、大きめの足を持ち腕が小さく 二足歩行の動物 それは恐竜しかいない。
3体ほどのそいつらから逃げまくると目の前からとんでもなくデカイ恐竜に出くわす
「ティラノ・・・ぎゃぁあああ」
バクリ。。
食われたのだろうか目の前が真っ暗になった。
そして青白い風景に包まれた。雲が動いてるような不思議な風景だ。
意識が朦朧としていると風景にゆがみが出来始め。ドンと地面にたたきつけられる
「いってぇ もう少しやさしく着地させてくれよ」
「わぉまいった次は江戸時代かよ」
細長い建物が並んでる間の道を町人や侍が歩いてる。
「ちょいとあんた変わったナリしてるね うち泊まって行くかい?」
「ほんと変わったなりしてるなー」
「あはは・・いえいえ大丈夫ですよ」
一人で歩き始めて
「なんともまあゲームとか映画みたいな」
「丁寧に魚売りもいらっしゃるのか」
しばらく風景に飲まれて歩くとなんだか疲れたのでさっきの宿屋によることにした。
「あのー」
「ああさっきの人かい お泊りになります?」
「あーいえ多分お金持ってないんですけど泊まれますかね?」
「何だアンタ銭無しかい」
「んーそうだねなんか珍しいものとか持ってないかい?」
「珍しいものですか?」
「やべー携帯しかもってないや」
しかしこんなの見せたら騒ぎどころじゃないよな
まあでもこれ夢だしべつにいいよな
「実はあげれるものではないのですが こいうのがありますよ」
「なんだくれないのか それでどんなものなんだい?」
「おほほう!なんだこれ写真かい?絵?きれいな絵だねえ!」
「ただの待ち受け画面何だけどなー」
「それでここを押すと」
「なんだこれ絵が動いた?」
「やべこのゲーム オフラインじゃだめなのか」
「おふらい? げぇーむ?」
「実はこれは写真も撮れるんですよ」
「こんなに小さなものでか?」
「これをこうしてパシャ!」
「はいあなたの写真です」
「なんなんだいこれは」
「なんなんだいって言われてもスマホですよ」
「すまほとね」
(しかしこんなに驚いてくれるとは面白いな)
「あんんた変わってる格好してると思ったがもしかして異人の方かい?」
「いえいえ日本人ですよ」
「それをどこで手に入れたんだい」
「あんんた未来からやってきたとかいうんでなかろうね」
「え!そのとぉーり!未来からやってきたのでおじゃーーる!」
「はははっ そんなものみたら 未来から来た言われたら信じてしまうよ」
(この姉さんあんまり信じてない言い方だ それもそうか)
「それで・・あの・・」
「んなんだい?」
「宿賃のほうは・・」
「ああそうだったね もちろん泊まっていってもよいよ」
「ふぁあ・・なんかどっと疲れたもう寝るか」
「おやすみ」
「おはようってあれまだ夢の中じゃないか」
「この夢もういいってのに」
「おはようお客さんあんたお金ないって言ってたろ?」
「新しい商売考えておいたよ」
「その「すまほ」とやらをみんなに見せてもいいのかい?」
「まあ問題はないですが・・・」
「なら見世物商売をやってみないかい?」
「あー見世物商売かーいいですよ」
「よし決まった」
何人かの男が口を割り込んでくる
「女将さんよ昨日言ってた奇天烈な機械を見せてくれるって話は本当かい?」
「ああ本当さお金さえ払ってくれれば見せてあげるさ」
男「この女将さんしっかりしてるわ」
「それでいくら払えばいいんだい?」
「そうだなあんたどれぐらいなら見せてもいい?」
「いえ任せます」
「20文ぐらいならいいと思うんだけど?」
「20文ってどれぐらいですか?」
「え?串団子5本ってところじゃないかな」
「それならいいですよ」
「よし20文だ」
男「本当に見せてくれるんだろうな?」
女将「ああ嘘は言わないさ」
女将「あれを見せておくれ」
「はいっ」
見せるととんでもなく驚いて面白かった。
見た人がとんでもなく驚いて
あちらこちらで噂をするもので次々と見に来る人が増え
店の中の個室で見せるようにしていた。
3人まで入れるようにしてお客さんは女将が仕切っていた
1組10分ぐらいで入れ替わるのでそれなりにお金が入ってくる
3時間ほどして電気の減りが気になったので女将にいうとそれはいけないなと閉めることにした
1000文ほど儲かったらしい
串団子250本分らしいが
鰻丼は100文らしい鰻丼は現実では1000円から2000円ぐらいだから20倍ぐらいなのかな?
「それでそれは使えなくなるって本当かい?」
「まあ電気がなくなるんで充電しないと」
「でんきとね」
「そいえばエレキテルって呼ばれてたような」
「えれき?聞いたことないね」
「いい飯種になると思ったんだけどね 使えなくなるとね」
(まあ電気があったところで充電器もないし充電器があってもコンセントないしなー)
「どうも無理みたいですね」
(まあ電波も届いてないし電源落としておこう)
3日ほどすると町中で噂になっているようで
我も我もとみたい人が押し寄せてきた
女将「どうする?」
「どっち道使い道ないんでお金にしちゃいますか」
女将「じゃあ取るもん取らないとね」
女将「5分で40文もらうよ」
「それでお願いします」
広めの部屋で行うことにして10人が一気に見れるようにした。
(よーしカメラとゲームと後何見せよう)
(そうだカメラで写真撮って見せてそのあとはオフラインでもできるゲームをしてそのあとはメール?
いやメールは使えないな)
「おーきれいな文字が出てくるぞ!」
(文字一つで驚かれてる ははは・・)
(とりあえず反応を見ながら見せるものを決めていこう)
「じゃあここをタッチしてみてください」
「たち?とはなんだ?」
「ああここに指で触れてみてください」
「おおーー動いた私もさせてください」
「おおーこれは江戸の町じゃ」
「これは先ほど撮っておいたものです」
「とっておいたものとな?ふむ?」
「こんな珍しいものを見せてくれてありがとう」
(お金を貰って毎度ありがとうといわれる)
その様子やスマホ絵を書く人も現れていろいろ聞かれる新聞にでも載せるつもりだろうか?瓦版か
そんなことになったらその次の日はただですまないな
今日も3時間ほどでやめることにした。
気にしてはいたがバッテリーは31%ほど残っている。
【江戸時代での2000文を確認しました。】
【購入画面を開きますか?】
なんだ???これは
まるでゲーム画面のようなコマンド?文章?が流れてきた
なんだこれはとりあえず返事をしてみるか
「はい!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
以下のものから選べます
初回限定 時空ペン 2000文 [入手する]
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
選べますってか一つだけだな
時空ペンってなんだろう
これって戻れる?
入手しよう!ポチっと
ポトッと落ちる青や黄色や緑が混じったペンだ
よくみると4色ペンのように見える
色を選ぶところの赤色だけが色をつけており他のところの色が無色だ
思うに○を描くといいと思われる
壁に顔ぐらいの大きさの○を描いてみた
ん何も起こらない?
【注釈:線で囲んだ場合 中に100後年以内の年数か元いた年数を書いてください】
もちろん元いた年数をかいた
なんだここ?丁度俺の家の部屋の中じゃないかこんな偶然あるものなのか?
あーでも家の中でタイムスリップしたんだっけ
これじゃだめだな通れないし下のほうに大きめに描くか
それにしてもこれどうするんだ消す時
【消えるボールペンのフリック形式で消えます】
「なんでしってるんだよそれ お前現代人かよ」
ペンの上についてる消しゴムで消す円が途切れるとすぐにゲートがしまりただの円になった
あっこれ便利だなとりあえず残しておいて書き足せばすぐに使えるからな
とりあえず下のほうにしゃがんで移動できるだけの穴を作ろう
四角目につくろう
(まてよ?どうせすぐに消せるんだドアぐらいのものを作っても支障ないな)
ドアぐらいのを隣に描き終えるとゲートが生まれた
あーここベッドかよしベッドに登ってと
「帰ってきたーーーーーーー」
「さとしーーーーうるさいよ!」
「やべ母さんか」
しかしこれ消してもいいものか?
消したらつながらなくなるとかあるんじゃ?
【時空ペン説明:入り口と出口の両方の囲み線が外れてしまった場合のみゲートは元に戻らない可能性があります】
(おっグッドタイミング!じゃあ大丈夫じゃん!)
ちょっとだけ消し消し!
「さとし起きたのか」
「あーうん!えっと3日ほど家にいなくてごめん」
「え?何寝ぼけてるの?」
「え?だって3日ほどいなかったでしょ?」
「昨日の夜いたじゃないの やーね寝ぼけちゃって」
「あれ?そうだったけ」
(本当に夢でもみてたのかな?それはないな..やっぱ線書いてあるし)
「ご飯できたから食べにおいで」
「あー分かった」
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