第4話 片付け

 今回は一番下の妹の話です。前プリキュアだった子じゃないです。

 妹(小学二年生)が僕の部屋で宿題をしている時でした。


 妹「この間片付けしたのに、全然片付かなかったね」

 僕「まあ、物が多いし、部屋も狭いしね」

 妹「お兄ちゃん、アニメの物ばっかりだもんね」


 ???

 少し予想外な返答に何を返せば良いか分かりませんでした。元々「え、そこ?」というところに突っ込む子でしたので、返しずらい言葉を投げかけるとは思っていましたが。


 そもそも僕の部屋にアニメグッズは少なく、片手で数える程度のフィギュアとポスター、缶バッジやクリアファイル、アクリルキーホルダー等しかありません。

 バッジ、ファイル、キーホルダーは箱にしまっており数も少ないので邪魔にはなりません。ポスターも壁に貼っているので場所はとりませんし、フィギュアも棚の上に置いているので散らかる原因では無い……。

 部屋は狭く感じるのは六つもある本棚に他二つの棚。机とベッド、その他に学校の物がありますから、六畳間には狭くて当然。

 そんな中でアニメを原因として取り上げるのは、やはりオタク迫害思想の元なのでしょうか。

 いえしかし、この子もアニメをよく見ます。アンパ〇マンではなくワン〇ンマンを、今流行りの鬼滅〇刃も見ていましたし、グッズも集めてる。僕がとある魔術〇禁書〇録を見ていた時なんか一緒に夢中になっていました。この子も十分オタク気質。

 というか、お前の部屋も汚ねえじゃねえか。


 ってかこいつの、自分のことは置いておきテキトーな要因で人を見下す性格、前からイラついてたな。


 というところまで、三秒程で考えた結果。


「宿題やれ」


 小学生相手に睨んでました。


 その後妹は黙々と宿題をし続けました。

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