警邏長 (公務員、40代男性)
──簡単に自己紹介をしてください。
──承知しました。それでは早速。犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。
長「犬もいいが、しかし猫だな。この立場にいると、規則に縛られん身分というのは実に羨ましい」
──大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?
長「妻と二人の娘だ。理由は、しかし、いらんだろう」
──金貨10万枚あったら、何をしますか?
長「む。むむ……。どこか、暖かい海のそばで余生を……いや、しかし家の支払いがまだか。娘の結婚費用というのが現実的か。ふむ、もろもろの支払いに充てて、あとは余生のために使うとしよう」
──ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?
長「もちろん、娘の成長だよ」
── 悲しかったことはありますか
長「上の娘が嫁ぐことになってな。悲しいというか、まぁ、こういう気持ちになるものか、と思ったよ」
──目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?
長「まずは暖かい所へ連れて行って、手当てだな。子どものケンカ程度であればよいが」
──子どものケンカ程度でない場合は?
長「職務遂行するだけだ」
──見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?
長「怪しい者ではないとして、まぁ、うん。私にも立場があるのでな。これはお答えしかねる」
──最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。
長「なるべく夜は出歩かないように。困った事があったら遠慮せずに詰め所に来てくれ」
──ありがとうございました
長「いやぁ、しかしこんな話で良かったのかね?」
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