「ひとつめ」と「ふたつめ」終了時

ドゥトー (魔法使い、60代男性)

──簡単に自己紹介をしてください。


ドゥトー(以下ド)「ヴィリェルム・"ドゥトー" = ツェツェカフカ。魔法使いをやっとるよ」



──犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。


 ド「あんまり、どちらがというのは無いの。強いて言うなら猫か。猫の使い魔はやっぱり憧れだからな」



──大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?


 ド「今は、弟子かの。二人とも頑張っておるよ」



──金貨10万枚あったら、何をしますか?


 ド「ふむ。研究素材に消えるだろうな」


──ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?


 ド「古い友人の息子が訪ねて来たよ。前に会った時は四歳かそこらで、いつも父親の後ろに隠れておったが、まー、立派な青年になったもんだわ。友人も鼻が高いだろ」



── 悲しかったことはありますか


 ド「そりゃ、この歳になればいろいろと、な」



──目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?


 ド「その子はなぜ傷ついたのか、まずはそこからだの」



──見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?


 ド 「はっはー、儂も棄てたもんじゃないの。白羊はくようじんにでも連れて行くか」



──最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。


 ド「火の魔法陣や痛み止めのご用命があれば、三番橋を渡って右、次を左、坂を上って三軒目。トカゲの打金うちがねが目印だ」



──ありがとうございました


 ド「ご苦労様。お茶でも飲んでいくかね?」

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