ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティア

Q:簡単に自己紹介をしてください。

A:初めまして。わたくしは、ヴァレンティア王国第一王女、ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティアと申します。


Q:犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。

A:猫派でございます。何故かと申しますと、「わたくし達の意のままにならない自由奔放さ」を見られるからでございます。


Q:大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?

A:います。須王すおう龍野りゅうやという殿方なのですが、彼は昔、わたくしがいじめという犯罪行為の被害に遭っていたところを、助け出してくれたからでございます。ちなみに、わたくしは彼を「龍野君」と呼んでいます。


Q:10億円あったら、何をしますか?

A:事実を率直に申しますと、10億円どころではない資産がございます。

 あら、使途の話ですか? 額にはこだわりませんが、そうですね……少々、研究などに。


Q:ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?

A:先述の龍野君が、誕生日パーティーの招待に応じてくれたことでございます。


Q:悲しかったことはありますか?

A:わたくしが12歳のときの、龍野君との別れでございます。


Q:目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?

A:すぐにヴァレンティア城(わたくしの居城でございます)に案内して、専属医師の手当てを受けさせますわ。


Q:見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?

A:愛想良く返事をします。けれども、良からぬ目的を抱いていると感じれば、なるべく自然に距離を置きますわ。え、しつこかったら? うふふ……言わせないでくださいね? わたくしにも、我慢の限界というものがございますので。


自由に質問

Q:「龍野君」のことを、どう思っているのですか?

A:「全てを投げ打ってでも、生き延びさせたい相手」。この一言に尽きます。


Q:最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。

A:皆様、ごきげんよう。この場をお借りして、一言失礼いたします。

 龍野君、見てるかしら?

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