グリムノーツ箱庭茶番

時速32mm

第1話

箱庭の王国

それは調律の巫女、または再編の魔女が持つ、不思議な本。

ヒーローの魂や、それを呼び出す魔法の鏡を中に持ち、この本を使って『調律』や『再編』を行う。

これはその中にある。ヒーローと妖精が住む箱庭の物語。


「はい、解説終わりましたよ。姉御」

王国中心にあるキュベリエの泉に、いくつかの人影がある。

何を隠そう、再編の魔女以前に箱庭の王国の持ち主だった『語られぬ英雄』達である。


なおメンバーが二人程足りない。

「新入りさん二号には頑張って呼んでもらいたいですね」


シェイン

先程から話している、角のない鬼であり、道具いじりを好むコレクターである。

土曜の周回お世話になってます。


「シェイン、お前レヴォルのことそんな呼び方してるのかよ」

「確かに同じワイルド繋がりだけど、僕とはそんな似てないよ」


タオ

桃太郎の相棒だった男であり、シェインの兄貴分。裏切りバカと呼ばれたのがもう懐かしい。今はディフェンダー適正を持つティムとコネクトしている。

ティムが裏切りバカ二号になる日が来そうで心配してる。


エクス

言わずと知れた主人公、雑魚処理サーガ。

ワイルドの栞を持つ元モブ扱いが信じられないくらいカッコいいことしか言わない。

ラストの展開からのフランス革命の想区で胃痛が酷い。

レヴォルが自分と同じ結末にならないか心配している。


「大丈夫でしょ〜あの二人元々別行動よくしてたから」


ファム

元シンデレラの代役の自称魔女。最初に来てくれたあたり多分ここにいる中でこの状況を楽しんでいる。多分カオス・シンデレラと中が悪い。

今度の王子様も少し頼りなく感じている。エレナに魔女の先輩扱いされている。


続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る