第22話野球部に入部しました
同級生の勧めで、野球部に入部しました。
しかし、部員が集まるのは、試合の時だけ。
基本的に、幽霊部員ばっかりです。
野球の練習をしようにも、人数が3人しかいません。
これでは、野球の練習はできないとみた顧問の担任教師は、
陸上部の顧問の体育教師と一緒に、
学校の校舎の周りを走るとか、ダンベルやバーベル上げをしたり、
腹筋運動をしたり、腕立て伏せをしていました。
これは、野球部じゃなくて、筋トレ部だなと思いました。
休日の日に、車に乗せられたから、どこに行くのかな?
と思ったら、陸上競技場に行って、陸上部の応援だそうです。
もう何部なのか、わからなくなってきました。
試合の時だけ、部員が集まってきて、試合をします。
僕は7番ライトで、1試合だけ出場しました。
球場に変な虫が、いっぱい飛んでいて、
試合よりも、虫を追い払う事に、熱中してました。
外野は、ボールが全然飛んでこないんですけど、
1球か2球ほど、ライトの方に飛んできました。
センターを守っていた他の野球部員が、
あわててボールを取りに、行きました。
この事は、今でも家族に笑い話として、語り継がれています。
幽霊部員ばっかりの野球部は、試合は負けてばっかりでした。
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