第16話孤独な学校生活
いじめを克服した僕に、待っていたのは、孤独な学校生活でした。
昼休みに、弁当を3分で食べて、吐いてまわりをゲロまみれにしたのが、
原因なんでけすけどね。
それ以来、昼休みの時間になると、僕の席の周りには、誰もいなくなりました。
小学校の時も、そうでしたが、僕は変な事で有名人になる変な得意技があります。
校長先生に名前を覚えられるとか、
担任教師に顔と名前をほぼ完全に覚えられるとか、
僕が中学校を卒業して、弟が学校に入学するんですが、
弟は小学校でも、中学校でも、入学したその日から、有名人になっていました。
「おっ、お前がM・Tの弟か。」といった具合です。
僕は普通に、学校生活を送っているはずなんですけど、
何がおかしいのかわかりません。
弟には、「兄ちゃんは、学者タイプのバカだ。」と言われてしまいました。
弟にとどめの一言をもらいました。
「天然バカは、自分で自分の事を天然じゃないと思っているから、
天然バカなの。兄ちゃんも自分の事をふつうだとおもっているでしょう?。
だから兄ちゃんは、天然バカ何だよ。」と言われてしまいました。
ここまで周りの人たちに、天然バカ扱いされたら、
残念ながら、自分が天然バカだと認めるしかなさそうです。
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