九言目



小、中、高と好きだった男の子が

彼女と一年記念日らしい。

初めてSNSにあげているのを見た。


確実に私の青春でした。


誰と付き合っても、君のことが好きで、

誰一人上手くいかなくて、

何人か傷つけてしまったな。


目が合うだけで嬉しくて手が届かなくて、

中学最後に話しかけた時なんて、

世界がキラッキラしていたな。

比喩表現とかじゃなくて、本当にキラキラしてた、たぶん涙のせいだけど。



今ならきっと、もっと上手く恋愛できると思う。

あんなに不器用な恋愛はしないと思う。


だからこそ、この思い出は特別なんだ。

きっと最後だ。

純粋に人を好きだと言える恋愛は。




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