魔法少女

十色

魔法

『魔法』

 それは、誰もが一度は憧れたことがあるであろうもの。空を飛んだり、嫌いなものを好きなものに変えたり、不治の病を治したり...考えれば考えるだけ、こんな魔法があれば楽なのになぁ...と思うだろう。私も小さいときは憧れていた。奇跡を起こす力、それが魔法だと私は思う。


...そして、その奇跡が今、目の前で起きている。

 ドアも窓も閉めきっていた私の部屋で、突然凄い風が吹いたかと思うと、目の前に私よりまだ幼い少女がいきなり現れ、バタンと倒れてしまうという、多分この世界の誰も予想できないであろう出来事が、私の前で起こっていた。

「...え?」


 それが私と彼女の出会い、そして、これから訪れるであろう運命の始まりだったのかもしれない。

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