トラウマ
俺は、電車で部活の友達と首都圏の祭りに来ていた。
だが、祭りに暴走族がバイクで突っ込んで来て、かなりの怪我人がでた。
死者も出ただろう。
呆気に少しの間、取られてたが、すぐに正気に戻り、一緒に来た友達を探した。
見回してもどこにもいない。
「まさか...」
はねられちゃったのか!?
心配になり、怪我した人達が倒れてる中を見たら、衝撃を受け、一気に崩れた。
全員はねられてしまった。
頭を強打してたり、胴体血だらけで倒れてたり、首がグロテスクなくらい曲がり顔もアザだらけになってたり...
バイクの集団にはねられただけでここまでグロテスクなことになるなんて...
出来れば一生のうちに生では見たくなかった怪我だ。
「そんな...友達が、全員...」
その後、警察や救急車とかが来て、全員病院に運ばれ、暴走族達は捕まった。
やはり、友達は全員亡くなっていた。
友達の家族たちと一緒に俺は病室で2時間くらい泣き崩れていた。
気づくと、18時を過ぎていて、家族は病院に残れるが、俺は帰らなくてはならない時間だ。
警察には、家まで送るか、保護者に迎えに来てもらうか聞かれたが、自分で帰ることにした。
帰りの電車では、帰りたくないという気持ちでいっぱいだった。
家に帰ると、家族に事故の話をさせられる、必死に慰めようとしてくる。
すると、もっと辛い気持ちになる。
それが嫌だった。
途中、新宿駅で中央線から山手線に乗り換え、気がついたら泣きながら山手線を3、4周していて、10時を過ぎてたため、流石にまずいと思い、東京駅で降りた。
ふらつき、思うように歩けない
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