「死」と言う概念が、今よりも良くも悪くも軽いものになった世界で、自ら命を絶つ事を決意した妻。最後の日々を過ごしながらも、夫の心の中には葛藤が生まれ、やがて……。例え命の考え方が変わろうとも、誰かを思う人々の心はどんな世界でも変わる事はない、そんな事を教えてくれるような短編です。良い意味でも、悪い意味でも。
読みながら、本編とはちがうオチを想像していました。一本取られたので、満点のお星さまで。スラスラ読めて面白かったです!