第3話 少年期
「やぁぁぁぁぁぁ!」
「ガッ...ゴホッゴホッ」
「橋本、大丈夫?」
「えぇ大丈夫です。申し訳ありません。しかしさすが坊ちゃん、お強いですね。」
「ありがとう。僕はまだまだだよ。じい様には全く敵わないんだ。」
「現代鳳凰であられる源蔵様と7歳で打ち合えるだけで十分、というより打ち合える方がおかしいのです。間違いなくあなたは天才ですよ」
「でもじい様は本気も出してないんだ」
「いつか簡単に勝てるようになりますよ」
私は
今何をしていたのか、と言いますと7歳の子供に木刀で吹き飛ばされておりました。
ここは鳳凰院流武術道場。
まぁ、そのな通り武術道場です。
そして私はここの刀術の師範代なんです。
えぇ、そうです。師範代です。
ありとあらゆる武術を扱う鳳凰院流、その中で刀術だけですが師範代レベルまで磨きあげてきました。
ではなぜ7歳の子供なんかに吹き飛ばされていたのか?
彼は天才です。
ええ、天才なんです。
今の話をちょっと聞いただけでもおわかり頂けるでしょう?
その異常さは。
現代鳳凰、
歴代最高の逸材でしょう。
まさに天才です。
いえ、もはや天才とかのレベルでは片付けてはいけないと思います。
3歳で道場へ入ると僅か一年で剣術、刀術を皆伝、7歳までには鳳凰院流皆伝を受け、源蔵様が言うには「技術はもう既に私に追いつこうとしている。あとは身体が出来上がればすぐに私を追い越すだろう」なのだとか。
ここまでいえばお分かりだろうか?
そもそも私ではどうしようもないほどの才能のをお持ちの方なのです。
私はそんな白夜様と打ち合いをしていたのですが特に腕力もあるはずのない7歳児にボコボコに吹き飛ばされていたというわけです。
私これでも身長176cm 体重86kgあります。それなりに筋肉質な体だと思っているんですけどね...トホホ...
7歳にしてそれを吹き飛ばすってまぁ、白夜様の化け物っぷりがよくわかるでしょう。
ほんとに、この先どうなっていくのかと私とても楽しみです。
私自身、それなりに若く、白夜様とも歳が近かったのはそれはそれは幸運だと思っております。
あ、歳が近いと言うのは師範代の者達の中では私が1番若くてですね。
これでも私だって歴代最年少で師範代に達した逸材って言われているんです。
いえ、言われていたんです。
まあ、そーゆーことです。
「橋本さん、白夜、お昼ご飯に致しましょう」
おや、刀華様です。
白夜様より9つ歳上の白夜様の従兄弟になります。
最近はお料理をされるのが楽しいんだとか。
それはそれはとてもお上手で美味しいのでよく手料理を楽しませていただいております。
さて、そんな話は置いておいてお昼を頂くとしましょう。
「白夜様、参りましょうか」
「うん!」
「ん~!やっぱりとーかねーちゃんのご飯は美味しいね!!」
「はい、とても美味しいです」
「あら、ありがとうございます」
本日のお昼の献立は白米、焼き鯖、お味噌汁、だし巻き玉子、筑前煮に小松菜のおひたし、和食のメニューです。
とても美味しいです。
焼き鯖なんて鯖を焼いてるだけのはずなのにとても美味しいのです。
もちろん、私が普段家で食べるような鯖とはお値段が違うのでしょうが...
それにしても美味しいです。
それにしてもお料理も上手ですし優しく家事も完璧にこなせるそうです。
なんともまぁ素晴らしいことです。
必ずやいいお嫁さんになることでしょう。
白夜様と9つ違いですから16歳で素晴らしいことです。
私ですか?私は現在26ですから白夜様とと19、刀華様と10、歳が違うことになりますね。
、、、、7歳児にボコボコにされ、10歳も年下の女の子に飯を食わして貰っている私ってもしやしなくても相当惨めなのでは...?
まぁ、気にしても仕方がありません。
せめて白夜様とまともな打ち合いができるようにならなければなりませんね。
鍛錬に励むと致しましょう。
はて、私は誰に語り聞かせていたのでしょう。
締まりが悪いので最後の挨拶だけはさせていただきますけれども。
いやはや、なんだったのでしょうね。
また、会える日が来るやも知れません。
その日までお別れでございます。
それでは、私は鍛錬へと戻らさせていただきますので。
ご清聴ありがとうございました。
この数年後、努力を重ねた彼は歴代最年少で師範の座につくことになる。
その時のコメントは「全ては白夜様のおかげ」だったとか。
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今回少なくてすいません...
ネタが無かったんです...
許してください...
では次回!
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