第11話 とんでもテント3


「Zzz...」


「......!...て!起きて!何寝てんの!」


「んんー、いつ間にか寝てしまった...」


「もう、、やっと起きた!ほら、次行くんでしょ?」


「ごめんごめん!よしっ、行こう?」


もう、何が驚かないからな!!

驚かないからな!!!!


さて、次の扉は...


[グラウンド]


グラウンド!?


これは驚くだろ!?


なんだよグラウンドって?!


まぁ入ってみれば分かるか。


ガチャ


ん?今回は扉が4つか。


さっさと紹介だけしよう。

[グラウンド]

[テニスコート]

[球場]

[ゴルフ場]


まぁもう、リアクションするのもめんどくさい。


全部ちゃんとおかしかった。


グラウンドにはサッカーコート+陸上用のトラック。それが4つ

テニスコートは20面。

球場は4つ。

ゴルフ場は18ホールが2つ。


頭おかしいだろぉ!?


と、じたばたしながら華音に引きずられ最後の扉を見に行く。


[スポーツセンター]


なんとなく予想はついたが一応確認はする。


先ほどと同じような部屋に出た。

今度は扉が4つある。


[第1体育館]

[第2体育館]

[トレーニングルーム]

[武道場]


なんとなく予想はついてた。

けどさ、体育館2つもいらないよね!?

体育館1つでバレーコート4面だよ?

2つ作るってアホだろ!?

トレーニングルームにはどこの高級ジムだよってくらいトレーニング器具が置いてあった。

武道場は体育館と同じサイズで半面畳だった。

まぁ用途はわかる。


疲れてリアクションも取りたくない。


はぁ、なんなんだよこのテントほんとによ...


とりあえずこれで2つ目の大扉(中の扉との区別のためにさっき決めた。大きさはほかと変わらない)の中は見終わった。


だがしかし、もう1つ残っているのである。


俺はもう見に行く気もないのだが華音がノリノリのルンルンで見に行く気も満々なので俺は行かざるを得ない。


「これで最後だね!今度何かなぁ?」


「もう、気にならん...」


「ほら、元気出せっ!ぎゅー!」


「ちょ、おま、ばかかっ!」


突然のハグに顔が爆発するかと思った。

たぶん今、人生で1番顔が赤い。


「ふっふっふー照れるな、ウブな少年」


「年齢一緒だろうが!」


「だけど」「けどまぁ」


「「元気出たっしょ?(わ)」」


「うしっ、行くか?」


「うん!行こう!」


ガチャ


三つ目の扉の中には5つの扉があった。


[海]

[山]

[農産]

[畜産]

[水産]


まさかここの無限の食料ってここで作ってたのか...?


念の為確認すると...

[海]には海(広い)が

[山]には山(広い)が

[農産]には畑や田んぼ、あとは広すぎて確認出来なかった。

[畜産]には牧場や養鶏場なんかもあった。とにかく広すぎた。

[水産]にはよくわからん研究所みたいなところとか、養殖する生簀とかがあった。いや、海と一緒で良くない!?あと、やたら広い。


一通り感想を書いたがとにかく、1つ1つの扉の中が広すぎてすべて確認する気が無くなる。

なにせ高度500メートルまで飛んで全部確認出来ないんだもの。


でも、それぞれのエリアできちんと独立した生態系が築かれているようでそこから食料を調達しているらしい。

農場、水産のエリアは別で魔動人形が管理していた。


「なんかもう、疲れた...」


「でも楽しかったじゃん!」


「いや...全然楽しくは無かったけど...」


「つまんないやつだな~」


「るせー」

ツッコミ疲れたわ...


ホールに帰ってきてドカッとソファに沈みこむ。


やっば、超ふっかふか...


......それは置いといて

「ふぃーなびさんいま何時ー?」


〈A:12:15です〉


昼飯作るか。




.........あ、俺が作んなくてもいいのか。


立ち上がってから気づく。


華音も呼ばないとな。


「かのーん!お昼ご飯頼もー?」


「はーーーい!」


とゆーわけでなびさんにご飯を注文。

俺は華音にメニュー決めを任せた。




待つこと10分出てきたのはラーメンと炒飯だった。

「ラーメンまであるのか!」


「なんとなく食べたかったから頼んじゃったー」

えへへと笑いながら華音が言う。


「俺はラーメン大好きだから大丈夫だ」


正直大好物を前にして腹が鳴ってしょうがない。

パッと見俺が好きな太麺の醤油ラーメンだろう。

これを食いつつ調味料を随時足しながら食べるのが最高なんだ。


「たべよっか?」

手を合わせて!

「「いただきます!」」


まずはスープをレンゲでゴクッと...


「「美味っ!?」」


やばい、超うまい。

なんかこう、ラーメン、しかもスープだけって美味しさをどう伝えればいいか分からないけど超うまい!


では麺をいただきましょうか


ズズズッ


「うめぇぇぇぇぇえ!」


麺は見た通りの太麺で、少し固めでコシがあってさらに太いので食いごたえもある。

さらにスープがしっかりと麺に絡んでもう、めちゃくちゃうまい。


炒飯も頂こうかな。


レンゲで掬ってパクリ。


「.........はぁ..................うま...」


もはや美味すぎて美味しいしか言葉が出ない。

お米はパラッパラで味付けは少し濃いめだが俺はこの濃いめの味、大好きである。


美味しすぎてあっという間に無くなった。


「美味かったー!!!」


「めっちゃ!美味しかったね!!」


では、手を合わせてー


「「ごちそうさまでした」」



いや、、、めっちゃ美味かったわ、、、


ラーメンってやっぱいいよね!!!


「はー、美味しかったー!午後は何するの?」


「なにする?やっぱ遺跡探索?」


「あー昨日できなかったからね!」


と、言うわけで...


遺跡探索へれっつ...「なんとっ!」


「どーした華音」


「これを見てくだされ」


すっと差し出されるのはなにかの冊子。


「いやその口調どーしたよ」


「ほらここ!魔法都市 ハルスバッハ!魔法があるのはわかってたけど!魔法都市!気にならない?!行きたいの!」


ここ!と指された場所を見れば、たしかに魔法都市なるものが紹介されている。


しかしマップに見えるのはここからマップを開いて唯一森が途切れることが確認できる北側、マップの表示範囲ギリギリにちょこっと頭をのぞかせている街くらいだ。


なびさんこの街どこにあるの?


〈A:ここ、ラース大陸の中心部にあります〉


「だってよ?」


「よし、今すぐ行こう!まずは《地図》の端っこに見えてる街まで!ほら!早く!」


「結局、遺跡探索出来ないままここを離れるのね...さらば...俺のロマンス...」


と、結局、遺跡探索はしないままに街へと出発である。

トホホ...

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