第8話 俺とミチルちゃん 2

(妹は、鏡の前で服を脱いでいる。俺が後ろにいることに気がついたのか顔が赤い。俺は、見ないように、顔を背ける。それでも、欲に抗えない。結局、見る。妹の体は、実にきれい。真っ白でやわらかそうな肌。細い首。そしてプリンが二つ。欲情しそうだ。)


「兄さん。雄んなの子に戻っていい?」

「だめ。」

ミチルをもう一度見ると、汗が伝い、少し息が荒い。思いたくないが、感じているのか。


(「兄さん、何、見てるの。早くあっちに行って。」

妹がムキになっている。だが、俺の足は動こうとはしない。もしかすると、脳が、「妹を犯せ。」とでも言っているのかもしれない。妹は、ブラと同じ、赤色の服を着る。鏡で見てみると、胸元が開いているではないか。

「どこかいくのか。」)


「兄さん。」

ミチルが下着姿のまま、俺のパソコンを取り上げる。少しだが、ミチルの顔色が悪そうだ。

「ブラきつい。私、雄んなの子に戻るね。もうすぐ、六時になるから。」

声に出すのも辛そうだ。

「ごめん。付き合わせて。」

ミチルは、すぐに下着を脱ぐ。それでもまだ、具合が悪そうだ。

「女って、つらいんだな。」

ミチルは、その言葉も聞かずに胸潰しブラをキツく巻く。その上から、タンクトップ、そして、制服。俺は、ミチルの様子をうかがいながらもその流れを見逃さなかった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る