唐突に始まるその①

 書籍化の零れ話。

 はい、そこ。煮詰まっているとか、言わない。事実は時に人を容易に殺すのですよ?

 さて、本題です。

 web小説を連載したり、新人賞に応募する人達の大目標として「書籍化」があると思うのですが、それについて雑感を書いてみます。

 僕は新人賞に応募(所謂レーベルが主催しているやつ)したことがないので、そっちについては何とも言えません。

 カクヨムコン3にお祭り気分で参加→大賞+特別賞+読者賞→いつの間にやらデビュー二年目なもんで……。多分、「書籍化」としては、最短に近かったんじゃ? と思っています。

 基本的にですね、ざっくり10万字で一作品を書けたならば、相当なんですよ。

 確率論的にはもうその時点で、何千分の一じゃなく、何百分の一。下手すると何十分の一。

 20万字じゃないとまとめられない! という方は文庫を諦めて大判を視野にいれてください。もしくは半分にまで削ってください。

 それが嫌だ! というならば、圧倒的な面白さを出すか、web小説で稼ぐしかないです。出版社も利益をあげないといけないので、売れる可能性が低いものに手を出しません(多分ネ★)。

 あと、何十回を書いていますが「書籍化」=「地獄へようこそ」なので、そこをゴールと思っていると、極少数の才溢れる方以外は漏れなく死にます。

 単巻で良し、な作品でなくシリーズ化したいのなら、そこで立ち止まらず、とにかく足掻いてください。


 何せ……上には上がいます。


 売れない売れない、と言われるこの世の中であっても、売れてる作品は存在している以上、売れなかったら全ては負け犬の遠吠えとなります。う~ん……社会の縮図。

 「公女」はお陰様で6巻まで出せそうですが……「売れてる」とは言えないと思います。「それなりに」がつく。もっと売れてほしいですけど、僕の実力は一足飛びには伸びないですしね。大変に悩ましい。お腹痛くなる。

 ああ、あと、ラノベ書いていてもコミュニケーション能力は必要です。編集さんとは結構やり取りします(※僕が多いだけかもしれないけど)。

 会社に属しているよりは自由裁量が多少広いでしょうが、それくらいです。

 少なくとも、天才以外は編集さんと二人三脚で進んでいくことを御勧めします。

 

 え? 気に喰わないことがあったら? 

 

 現実でも同じです。それとこれとは別。

 だいたい、大概の怒りなんで一晩寝たら消えますって。それ以上は時間の無駄ですな。この商売、ストレスフルですし、出来る限り怒りに左右されない方が良いと思います。

 嗚呼、これこそまさに文章の箸休め。

 だって、4月中旬からずっと原稿なんですもの(よよよ)。……温泉行きたい。コロナ、早く収まってほしいなぁ。

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