自主企画『プロローグの切れ味』雑感その②
八割強の作品の特徴つけたし。
・そも、プロローグとしての機能を有していない
これは指摘もありましたが、おそらく、あらすじに書いている為かと思われます。
違うの。プロローグはプロローグ。あらすじよりも大事。物語の導入部。
そもそも、僕は基本的にあらすじを読んでいない。読め? 書籍版のラノベでも、最初の文章を読んで判断しているし、そう言う人も世の中にはそれなりにいるのではあるまいか? 最低限『これはこういう物語』という提示は必要だと思う。
・三人称と一人称が混じる。
僕もやりがち。
けど、これは基本的にダメ。分かりにくさに拍車をかけるし、混乱を招く。したいなら、文章自体を隔離すべし。
・熱量が足りない
中々に難しい話。読んでいて、まとまっている文章、綺麗な文章は多いのだけれども、熱量を感じる作品は少ない。純文学・一般文藝とか、独特な世界ならそれはそれで構わないのだけれど、読んでみるとラノベ志向だったりする。
……うん?
綺麗な話であっても、その内側に熱量自体は存在していると思う。
題材は面白いものが多いし、可能性を感じさせる作品もある。
だからこそ、忸怩たる、というやつです、ハイ。
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