自主企画『プロローグの切れ味』雑感その①

 あ、企画の趣旨は、そのまんまです。プロローグだけ読んでいます。

 で……四十数作、きていましてその内、四分の一をもう読みました。共通項があるようなので、ざっと雑感をば。

 まず、一つ目。


 どうして、皆さん、プロローグなのにしょっちゅう場面転換をしたがる???


 いやまぁ、したいのは分かる。分かるけれども、その場合はもう少し情報量を書いてやらないと、没入出来ないし、不親切だと思うのです。

 これ、約八割強の作品がそう。この時点で、うん? となる。

 二つ目。


 上記の逆説的になりますが、プロローグから情報量が多過ぎる。読者置いてけぼり。


 情報量で殴る方式、うん、好きです。好物といってもいい。

 だがしかし、この方式が許されるのは余程の熟達者+キャラ、設定が光り輝いていないと難しい。一番分かり易いのは、最近のだと、ほらあれです。「サム〇イ8」。

 いいですか? F8Fばりに単語削った「公女」ですら、情報過多と罵られるのですよ? そこのハードルは恐ろしく厳しいと思っています。程よいバランスが大事。

 三つ目。


 どうして、そこまで短い?


 何処ぞに書きましたが、web連載一話のまぁまぁ、程よい感じは2200字だと思っています。数百字では短すぎる。これをするなら、凄まじい名文じゃないと。

 とりあえず、この三つは気になりました。多分、この三点を気にして書くだけで随分、変わるんじゃないかなぁ。

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