体育祭、スローガン決定?!
朝、いつも通り咲久野と学校に登校した。途中、咲久野の友達と会ったため、俺は離れる。そういえば、咲久野の友達を紹介してもらうの、すっかり忘れてたな。まぁ今紹介されても、咲久野の友達が可哀想になるだけだからな。俺と関わらない方がいいんだしな。
ーー学校につき、俺は教室に向かう。教室の扉を開けると、さっきまでわいわいしていたのが、一瞬のうちに静かになった。
「あいつ、委員会でも変なこと言ったんだってよ」
「それ聞いた。まじ終わってるよな」
「ていうか、なんであいつが委員会にはいってんだよ」
「だからよ。まじありえねーよな」
委員会に入ったのだってお前らが強制的にいれたんだろーが。しかも、そこで話してるの全部聞こえてるからね。もう少し聞こえないように話してくれよ。
俺は、自分の席に座り、寝る体制をとる。もちろん耳にはイヤフォンを装着している。流石にこれ以上悪口を言われてるのを聞いてるのは辛いしな。
しばらくそうしていると、佐倉先生が教室にきた。まぁ、朝のホームルームがあるんだから当然なんだけどね。なんで俺の方見て並んでるんですかね。
なんとか朝のホームルームが終わり、一時間目の授業が始まろうとしていた。まあ、俺は、一時間目から寝ようと思っていたので関係ないんだがな。
目を覚ますと、もう四時間目も終わっていた。途中、移動教室もあったみたいだが、俺は起こされなかったらしい。誰でもいいから起こしてくれよまったく。
ていうか先生は何をしてるんだよ。普通1人いなかったらどうしたの? ってなるだろ。……あ、俺の場合、影薄いから気づかれないのね。なんだろう、目から汗が。
昼になったため、いつも食べている場所に向かう。いつも通り一人での飯だ。正直、誰にも邪魔されないこの時間が俺は好きだ。唯一落ち着ける場所といえる。ご飯を食べ終わり、残りの時間はゆっくりすることにした。
昼休みも終わり、午後の授業が始まった。流石に午後の授業はしっかりと受けないとな、と思った俺はいつにも増して集中して授業を受けた。こんな真面目に授業聞いてたのいつぶりだろ?
ーー帰りのホームルームが終わり、部活にいくもの、友達と話しているものなど、活気だっていた。そんななか、委員会があるため俺は会議室に向かう。途中、委員会のやつとあったが気にしない。どうせあいつらは
ーー「前回話し合った通り、スローガンは
絆 ~皆で掴む、勝利というなのものを~
にしようと思う。これで皆いいかな?」
「いいと思います」
「いいんじゃね」
「賛成です」
皆がそれでいいと言ったため、スローガンはこれに決まった。俺は、少し不満があったが、まあよしとしよう。青葉も納得している顔じゃなかったが、頷いていたしよしとするか。
「それじゃ、体育祭、皆で盛り上げていくぞー!!」
「おー!!」
委員長の言葉に、皆体育祭に向かって頑張ろうという意識が強まっていた。その中で俺だけはやる気をなくしていた。
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