豆腐を爆砕やんちゃBOYS
………突然ですが
この詩の主人公である
豆腐を爆砕やんちゃBOYSが
昨日未明、行方不明になったことをここでお伝えします
豆腐を爆砕やんちゃBOYSは
原付に乗ってあの角を曲がったまま
そこから先の足取りが途絶えたままです
近くのコンビニエンスストアで
メロンパンを購入している姿が最後に防犯カメラに映されています
募金活動の箱を見て
「ここから三円、使えないの?」
などと店員に尋ねていたようです
その店員に話しを訊いてみましょう
どのような人でしたか?
「いやあまさか連中が豆腐を爆砕やんちゃBOYSだとは夢にも思わなかったですね。髪型は皆、七三分けでした」
ありがとうございました
………さて
今頃、豆腐を爆砕やんちゃBOYSはどうしているのでしょうか?
ここでかつて豆腐を爆砕やんちゃBOYSだった人からのインタビューをどうぞ
「豆腐を爆砕やんちゃBOYSだったマサトシです」
マサトシさんが豆腐を爆砕やんちゃBOYSになった理由は何ですか?
「そうですね、女にもてるかなと思って………でも全然もてなかったですね、というより豆腐を爆砕やんちゃBOYSであるだけで理不尽な投石などを受けていました」
何故そこまで嫌われるのでしょうか?
「多分、理由なんか無いんじゃないですかね。おれだってこの間、豆腐を爆砕やんちゃBOYSを数人ダンプでまとめて轢き殺しましたから」
えっ?
「かつての仲間なんて感情は微塵も無いですね。寧ろ忌まわしき記憶を蘇らせられたという被害者、意識でいっぱい。おれはもうお前らとは関係ねえそう絶叫しながらタイヤに巻き込み一切スピードは緩めずとどめを刺しました」
それはいつのことですか?
「ああ今回の事件とは全く関係ないですよ。おれはその時はきちんと樹海の方まで捨てに行きましたから」
それならいいですね
「ええ、連中も樹木の肥やしになってようやく自然に貢献、出来ましたから。とにかく豆腐を爆砕やんちゃBOYSであるだけで世間からは疎まれ、常に居ても居なくてもいい人間扱い。そしてそのような類いの人間は居ない方がずっと良いと考える勢力も日々、拡大しているようです。おそらく今回の件もそのような勢力が原因だと思われます」
なるほど、では最後に豆腐を爆砕やんちゃBOYSに何かメッセージがあればよろしくお願いいたします
「特に無いですね。まあ強いて言えば豆腐を爆砕やんちゃBOYSなんてとっとと辞めて、もっと真っ当な例えば今ぼくが所属しているようなババロア頭ちんすこう愛撫MEN、などに就くことをお勧めします」
なるほどありがとうございました
以上、インタビューを終わります
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