皆殺しにしよう

何度でも

何度でも同じ結論に到達するだろう

皆殺しにしよう

腐臭、漂う丘の上に立ち尽くし

地平線の彼方を見渡そう

足元に転がる

幾多の死体を踏みしめながら

ただ明日へと歩き出そう

何度でも

何度でも繰り返そう

忘れてしまったとしても

きっとまた思い出すだろう

皆殺しにしよう

さっぱりしたいとこの場所が願っているから

最初から何も無ければ

どれほど素晴らしかっただろう

だが過ちは行われた

神様の悪ふざけは今日も度が過ぎた

一体、どのような景色を所望しているのか?

最後まで謎だ

理解したくもないが

何度でも

何度でもとどめを刺そう

皆殺しにしよう

話し合いは必要無いだろう

そう思っているのは自分だけかも

分かり合うことも可能なのかも

だがそれは来世の課題とすることにしよう

今はただこの吐き気を催すような衝動に全てを委ね視界に映る何もかもを破壊しよう

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