第17話 ピリオド…明日に

きなこの散歩のついでに、

お母さんが買い忘れた物をスーパーで購入して実家に帰宅した。


「ただいま~♪」


「かすみちゃん お帰りなさい。」


はやての 奥さんの

りんが 出迎えてくれた。


「りんちゃん、お帰りなさい。

おつかれさまでした。」


「今日は疲れたよ。おかあさんが夕飯はかすみと作るから休んでなだって言ってたけどいいの?」


「お母さんがそう言ったんなら

いいよ。休んでて。」


話しながら 居間に向かい

台所に立つかすみ。


「お母さん…夕飯は何にするの?」


「スコッチエッグ、サラダ、

煮魚、煮物、味噌汁と雑穀ごはんだよ。」


「煮魚は銀鱈だよ。すばるはなも煮魚大好きなんだよ。」


「お母さんの煮魚と煮物は絶品だもんね。私 味噌汁とサラダと

煮物作るよ。」


「久しぶりにかすみの料理が

食べれるな。なんせ たくさん食べる家族だから作りがいがある♪」


すばるはなかえで御飯できたから

持っていって~。」


お母さんが3人を呼ぶ。


「は~い♪♪」


はなが一番にきてくれて

隣のテーブルに並べ始める。


次はかえでがきて


「かすみが作ったの?味噌汁?」


「うん♪」


「やった~♪かすみの味噌汁

美味しいから♪」


「お姉ちゃんの中華丼だって

美味しいよ♪」


かえで向こうに

運んでちょうだい。」


「美味しそう~♪あそこの残り 

私 食べていい?」


「あれはダメだ。明日、かすみのお弁当のおかずにするから。」


「えっ?かすみ 帰るの?」


「うん。ほら早く運ばないと

腹ぺこさん達がお待ちかねだよ。」


食卓に夕飯を並べ 全員が揃った。


「いただきます。」


すばると花はなが

元気よく言った。


「味噌汁かすみが作ったんだろ♪

やっぱ 美味いわ。」


「ママもすばるはなも飲んでみ♪」 


味噌汁を一口 


「やっぱり、かっちゃんの味噌汁

美味しい♪」


「おいしい~♪♪でも ママのみそしるのほうがおいしいよ♪」


すばるが言ってきた。


「子供達は正直だ♪」


雑談をしながら夕飯を

食べ終わる頃…


「私…明日の朝 帰るから…

仕事もあるし。」


かすみが 伝えると


お父さんとお母さんが


「そうか…明日の朝、父さんが、

おにぎり作ってやるから

持っていき。」


「おかずだけ容器に詰めて冷蔵庫に入れておくから持っててね。」


「お父さん、お母さん ありがとう♪おにぎり楽しみにしてるね。」


かえで


「いっそのこそ 

こっち戻ってきたら?」


「仕事にやりがいを感じてるし 

たまに 実家に戻ってくるのが

好きだから。」


「かっちゃん 楽しかったよ。

仕事、頑張ってまた帰ってきてね♪」


「昨夜ね パパが かすみちゃんが東京に戻る時、車で戻るの心配だから

俺、送っていく!可愛い妹だからと言ってたんだよ♪」


「まったく~ やまと兄ちゃんは!かすみは、もう大人なんだぞ(笑)」


「だってさ~ 心配なんだよ。

可愛い妹だから。」


「まあ 心配する気持ちは

わかるけどな。」


「でも 送っていけないんだよな…

 早朝から仕事があるから…」


「あたしも可愛い妹だよ。

兄ちゃん達(笑)」


「あ~ そうだったな(笑)」


やまとお兄ちゃん心配してくれてありがとう。でも大丈夫だから。」


「そういえば 戻って住む所 

あるの?」


「うん、彼が一緒に住もうって言ってくれてるし結婚の約束もしてる。」


「そうなの?どんな人?」


佐伯さえきさんと知り合う前に付き合ってた人で私のわがままで別れてしまった人なんだ。」


「そうなのか…今度紹介しろよ♪」


「うん。」


「かすみ…相手の方の名前は?」


安田やすだたくみさん。」


安田やすだたくみさんか……ん!!ネクストの?」


「うん。」


「え~~!あんたって芸能人に

もてるよね。うらやましい。

私にも紹介して♪」


安田やすださんか♪いい人だよな。俺が酔っぱらった時に、介抱してくれたんだよな。」


やまと会った時あるの?」


「東京に行った時に 店に入ったら偶然 かすみと安田やすださんがいてさ。意気投合して 

一緒に飲んだんだよな。」


「そうだったね。さてと ごちそうさまでした。食器は自分で片付けて…あっお父さんとお母さんのは 私が持っていくから休んでて。洗うから。」


「かすみ ありがとう。」


安田やすださんが いい人で安心した。今度 連れてきなさい。」


「はい。お姉ちゃん 

お風呂お願い♪終わったら 

一緒にお風呂に入ろう♪」


「かすみとお風呂、何年ぶりだろう♪」


スキップして お風呂場に向かった♪


「かっちゃん 手伝うよ。」


「ありがとう。大丈夫だよ。

すばるはな

お風呂に入れてあげて。」


「そうするね。かっちゃん、明日、 気をつけて帰ってね。すーくんとはーちゃん じいちゃんとばあちゃんとかえちゃんとかっちゃんに おやすみなさい言おうね。」


眠そうな子供達


「みなさん おやすみなさい。」


「じゃあ おやすみなさい。

おつかれさまでした。パパ 

帰るよ。」


「かすみ 明日 気をつけてな。おやすみ。おつかれさま。」


やまと家族が自宅に

帰って行った。


「かすみ 明日 気をつけてな。着いたらメールくれな。」


「うん ありがとう。おやすみなさい。おつかれさまでした。」


「かすみちゃん 手伝うよ。」


「もう 終わりだから 大丈夫だよ。ありがとう。

おやすみなさい。おつかれさま。」


はやて家族が自宅に戻った。


「洗い物 終わりだよ。

お米はどうする?」


「明日は冷凍した御飯にするからいいよ。」


「分かった。お姉ちゃんと

お風呂に入ってくるね。」


お風呂に向かって 久しぶりにお姉ちゃんと入浴した。

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