第8話 ピリオド…東京に到着

しんの運転で30分後…

高速を降りて一般道を走っていた。


「かすみさん どこのホテル?

近くまで送っていくよ♪」


「ありがとう。あそこに見えるホテルなんだけど反対側だから 

もう少し先でおろしてもらえる?」


「了解♪」


たくみしんちゃん 今日はありがとう♪

とても嬉しかったよ♪

それから…しゅんのこと…

責めないであげてね。」


「かすみ…優しいな…」


「ほんまや…。あっ…そこでいい?」


「いいよ♪」


車を左側に寄せハザードをつけて

停車した。


「本当にありがとう。

それじゃ気をつけて」


「かすみさんも気をつけてな♪」


「気をつけるんやで。かすみ♪」


車を降りてしんたくみの乗った車が見えなくなるまで

見送った。


その後、ホテルにはいりフロントで

鍵をもらい部屋に向かって 

鍵をあけソファーにもたれて 

スマホを取り出し実家に電話した。


プルルルル…プルル… 


「かすみか。どうした?」


5歳上の兄が電話に出た。


はやてお兄ちゃん?

帰ってたの?」


「今日は早く終わったから。

 それより 何かあったか?」


「実は…しゅんと離婚した。離婚話はあっちからで

離婚届けに記入した。」


「ほんとか?」


「結婚して2ヶ月の時の浮気相手と

一緒で妊娠したから 

離婚してくれだって。」


「あの時の女か…よく今まで我慢がまんしたな。」


「自分でもそう思う。お兄ちゃんからお父さんとお母さんと

かえでお姉ちゃんとやまとお兄ちゃんに言っておいて。」


「おう!言っておくよ。じゃあ。」


「じゃね。」


電話を切った。

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