僕と中国の歴史と時々余談
翔烈
第1話 はじめて三国志
はじめて三国志というものに触れたのは小学校6年の秋。転校を三度繰り返して関東地方へやって来た時。
元々、歴史が好きということはあった。
でも、当時は大河ドラマの影響が根強く、日本の歴史の方がどちらかというと好きな方だった。
思えば、初めて読んだ漫画が坂本龍馬と真田幸村の伝記だったせいもあるかもしれない。
なので三国志はおろか、中国史には全く興味なんてなかった。
そんな中で三国志と出会った。
きっかけは横山光輝氏の漫画が学校の図書館に置いてあったから。
図書館に漫画があるということ自体、別段初めてではなかったが、60巻というこれまで読んだことのない巻数に衝撃を受けた。
「なんだ、この漫画は!」と読んでいくうちに引かれていったことは今でも忘れない。
これが中国と僕の出会いだった。
あれからかれこれ、10年。しかし、まだ10年しか経っていないのだ。
三国志についてはまだまだ学ばなければならない事が多く、勉強不足だと感じる事もある。社会人になってもたまには乱世に身を投じれたらなと今、思っている。
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