異世界禿鷲

・顔


つるつるの頭、黒い嘴、黒い目をしている。

オス。


・体格


111cm  13kg

黒い羽根で覆われている。

丸々と太っていて翼も退化していると思われる。


・服装


身長900cm 体重2100kgの巨人の右目に突き刺さっている。

巨人はスキンヘッドの男、丸々と出ている腹、猫背、体毛は毛深く、手足は短い。沢山の生傷と膿んだ後、部分によっては皮が剥げて筋肉が露出しているところもある。


・経歴


異世界にて捕獲した巨人のサンプルの中の一体、その右目をくりぬいて義眼のようにこの個体が埋没していた。

他の巨人にこのような前例はなく、また神経系統にリンクしていることから今後の『巨人改造計画』に有用なサンプルと目されていた。

が、寄生先の巨人は脳死しているらしく、食事といった生命維持活動が全くできなかった。このままではただ衰弱させるだけになる、との判断からその前に戦闘データをとるために投入された。

ちなみに、戦闘実験は原則として一種類のみの投入なのだが、この巨人は脳死状態であり、カンパニーの指針では脳死は死亡判定なため、そのまま投入されている。


・性格


意思疎通はできないが、とりあえず近寄る生物に対してひたすら攻撃、殺戮を行う。殺した生物は可能な限り細かく砕いていることから、同種の餌を確保するための行動と思われる。

生物がいない場合は探して歩き回る。壁を砕くなどの知能は見られない。


・能力


ロボトミーコントロール、眼窩より首を突っ込み脳をつつくことで巨人を操作している。どのようにして外側を認識しているかは不明ながら、巨人の五感はかなり鈍っているがまだ機能しており、足元の人間の有無ぐらいは知覚できる。

個体本体は巨人の脳細胞と血液を餌にして完全に寄生している。

スピードはそこそこ、パワーはリミッターが外れていることもあり、けた違いに強い。重量級戦車を片手で持ち上げ、投げとばす。ただし痛みを感じていないため、自身の攻撃で骨が折れることも少なくない。また巨人はかじるということはあっても、食べる、という行為は一切せず、内臓や消化器官もボロボロで、ほっといても数日で死亡すると思われる。

毒などは普通に効くが、サイズが多きため、それなりの量が必要。

巨体ゆえの脅威だが、それ以上の何かはない。

個体単体では身体機能の多くが失われており、飛ぶどころか歩くことも難しいと推察される。


大変危険

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