異世界驢馬
・顔
縦長の顔にがっちりした顎、間抜け面。
オス
・体格
体長197cm 肩高109cm 227kg
焦げ茶色の体毛に腹だけが白い。短めの足に蹄がある。
・経歴
スポンサーからの要請で、異世界で競走馬の買い付けを行い、買わされた個体。予算の関係と一言さんお断りの風習、さらにその異世界には敬意をもて、という無茶な要望に応えられる商品がこいつしかいなかった。
当然足は遅く、スポンサーはブチ切れ、結局その異世界は滅ぼされることとなった。
それで宙ぶらりんになったこの個体を、研究所が預かり、ペットのような感じで飼われていた。
能力を有していたとわかったのは後から、偶然発見され、そのまま実験動物になった。
結果も良好で、研究者からの人気もあり、幸せに暮らしていたが、ブチ切れっぱなしのスポンサーに見つかり、命令により殺処分となった。実験への投入は研究者たちのせめてものという嘆願によるもの。
・性格
群れる動物ではないので人に懐くことはないが、餌をくれる人間の顔を覚えたり、逆に敵や危険な武器も記憶して対応できる。
決められた生活リズムを好み、新しい環境に慣れるまではイラついて当たり散らす。
好物と呼べるようなものは特になく、出された餌は何でも食べる。
・能力
持ち前の記憶力と研究者たちの必死のトレーニングにより、最低限何が危険かぐらいは理解できるようになった。それでも好戦的な種ではないため、戦闘よりも逃亡を優先する。
泥魔法、唸るような呪文詠唱により泥を呼び出す。有識者によれば人間が魔法を唱えるのと同様のシステムを用いており、家畜の時代に聞いてたのを覚え、習得したのだろうと推察される。
だした泥は鉄分が若干多い赤土という以外特色はなく、無菌ではないが生物兵器というほど汚れてもいない。
この泥を全身に浴びて湿った鎧とする。
また人の頭ほどの大きさの泥団子を飛ばし、ぶつけて動きを鈍らせる。
とはいえ、殺傷力は低く、追い払う以上の攻撃はしない。
ただし本当に危機的状況に陥った場合、全力での泥の召喚を行い、そこら一体を足首まで埋まるほどの量で泥まみれにし、機動力を奪う。
スピードこそないが力があり、泥の中でも難なく走れる。
植物ならなんでも食べ、泥を啜って水分補給もできる。また飢餓にも強く、泥だけで一週間は平気。
興味深い
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます