異世界針鼠
・顔
白い産毛につぶらな瞳、ネズミというだけあって前に出た鼻に髭が生えている。
メス。
・体格
300cm 0.6kg
一見すれば本体のサイズは30cmほどに見える。
背中には名前の由来となった針のような毛がびっしりと生えており、筋肉を萎縮させることでその先端を好きな方向へ向けることができる。
・経歴
カンパニーの一部の研究者たちが自主的に研究し制作した個体。通常のネズミに多種多様な薬物を与えて偏したとある。
当初、カンパニーは商品価値を認めなかったが、発表してみたところオフレコでの問い合わせが殺到した。
大ヒット商品になれる可能性を秘めているが、内容が内容だけに、大々的にコマーシャルをするわけにもいかず、そこでカモフラージュとして戦闘実験に投入された。
・性格
臆病で人見知り、初めて見るものに対してその場で丸まり、縮こまってしまう。
一方でなついた人間には積極的に甘えてきて、かつ能力を避けようとしていることがうかがえる。
・能力
毛生え薬、背中の針は後天的に生えたもの。その育毛速度は尋常ではなく、人間の禿にも応用できると期待されている。
毛は硬く、ガラスのように透明で、先端に行くほど細い。最大で160cmもあり、それがまっすぐ向けられていると肉眼では視認しにくく、うっかりと近寄ってその細い針が手や目に突き刺さる事故が多発した。この針は折れやすい上に返しがついていて、刺さると抜けにくい。また薬の影響からか刺さった個所から栄養を吸い上げてさらに育毛が加速し、血管内に入り込むことがある。
毛の防御力から、弾丸が辺り、軌道が変わることがあり、まるで見えない壁に反射したように見える。
毛は細い分、燃えやすい。
一応、雑食で、昆虫などを食べるが、積極的に攻撃することも、そのための手段もない。動きもさほど早くなく、針さえ何とかすればネズミより弱い。
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