異世界九官鳥

・顔


全身は光沢のある黒い羽根で嘴はオレンジ色。眼下部から後頭部にかけて黄色い肉垂れがある。

メス。


・体格


34cm 0.18kg

足もオレンジ色。

翼は小さく、長距離を飛ぶのには向いていない。


・服装


右足にペットであることを示す銀の輪がはめてある。


・経歴


異世界からもたらされた魔法に関して、正しく呪文を唱えることができれば人間でなくとも発動するのかの実験のために連れてこられた個体。

しかし研究者の愚痴は覚えても一向に呪文を覚えようとしなかった。

同時に、呪文を教える立場の魔術師たちに大スランプが広がり、契約を守れないことからの処刑が相次いだ。

あまりにも多いスランプに、外部調査が入り、この個体の能力が判明した。

この能力はかなり有益ながら、協力する魔術師が枯渇し、再入荷に時間がかかるため、とりあえず実験に投入することとなった。


・性格


臆病、動くものからはとにかく逃げる。距離を取る。また始めての場所も嫌い、一定の範囲内で飛び回っている。


・能力


飛行能力、3〜5mほどの距離を飛ぶ、というか跳ぶ。小回りが効くわけでも抜きん出て早いわけでもない。

真似、人の言葉を真似る。意味を理解しているかは不明だが、カタコトで会話が成り立つことも多い。

カウンタースペル、声の届く範囲の呪文に割り込み、妨害して、打ち消す。強制的に失敗させる能力なので不発でも通常通り魔力は消費する。

コピー、過去に三回のみ観測できた能力。カウンターした回数が10回以上の呪文を唱え、魔法を発動させる。三回とも別々の呪文で、カウンターした直後に行い、二度と行うことがなかった。魔力の総量が明らかに足りてない場合でも発動できるが、この個体はどんな魔法なのか理解まではできていないらしく、多くは暴発で終わっている。


興味深い

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