異世界蝶々人

・顔


ベージュ色の肌で、耳と耳とを二枚貝のように合わせて閉じたヒダが縦にランダムに生えそろっているような外見、頭と思われる部分にもこれは生えていて、黒い瞳の目と口が辛うじて間から見えている。

男。


・体格


169cm  57kg

体全体に同様のヒダがびっちりと生えていて、最初見たときはそういう模様の蝶がびっちりと止まっているものだと勘違いするほど。

ヒダはすべて開閉し、開くと中には魔方陣が入れ墨として施されている。


・職業


元研究員


・経歴


とある異世界に存在した魔法学校へ、そもそも魔法とは何かを学ぶために派遣された研究員の成れの果て。

真っ当な教育もされず、むしろ拷問と精神魔法により情報が吸い上げられた挙句、生物兵器として送り返された。

カンパニーとしては、この個体からの情報と、同時に仕掛けた各種盗聴器、盗撮カメラとの情報と合わせて初心者レベルの魔法なら再現できるようになり、結果に大変満足している。なので彼らには安らかな死を得られるチャンスを与えることにした。

彼らがカンパニーへ戒めとして送り返してきたこの個体が、ちゃんと戒めになるようならば、もっと学ぶことがあるので拷問を続け、もしも敗北するようならば用済みなので処刑する。


・性格


以前の人格は消滅し、ただ命令通りに動くだけの、生きた魔法。

その命令を下せる人間が全て顎を切り落とされているため、軽い暴走状態にあり、何かが10以内に近づけば反射的に魔法を発射し、攻撃する。

それ以外ではじっとして動かない。


・能力


各種魔法、全身のヒダを開き、中の魔方陣より魔法を発射する。内容はヒダごとに決まっており、主に『火球』『水矢』『風刃』『雷槍』『岩弾』と属性もまちまち。威力は低いものの連射速度が速く、五色の弾幕で近寄らせない。

食事をとることがなく、代わりに周囲の魔力を吸い込む能力もあり、相手が放った魔法に同じ属性の魔法をぶつけて相殺し、威力が弱まったのを口から吸いこむ。またそれができるだけの判断力と視力を有している。

体は異形ながら人体とほぼ変わらず、なので薬物や催眠術も有効、傷もつく。


危険

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