異世界家烏

・顔


薄汚れたフードに隠れているが、まんまカラスの顔、ただしその目は闇でもなお赤く輝いている。メス。

動作も含めて落ち着ていて知的に見える。


・体格


43cm 2.2kg

黒い羽根、黒い足、黒い嘴とまさに真っ黒で、気品のような美しさが見える。


・服装


能力により操っている人間のスケルトンの頭を改良した止まり木の中にいて、さも人間のようにふるまっている。

そのスケルトンが着ているフード付きのローブは人の皮で作られている。


・経歴


異世界転送実験に接触した魔術師にプレゼントとして受け渡した個体。

使い魔として利用する、との話だったが、次に接触してきたのはこの個体のみで、魔術師の方は殺害されていた。

以後、魔術的な知識と技術を提供する代わりにこちら側の知識と技術を、加えてモルモットと死体の提供を交換する契約を強制してきている。

現在は収監中だが、それは生活と学習の場を提供している、というだけであり、その気になれば脱走も、研究施設の破壊も可能。戦闘実験も、本当の実験として参加している。


・性格


知的、好奇心が強く、学習意欲が強い。また実際高い知能を持ち、異世界だけでなくこちら側の言語も理解し、読み書きもできる。

一方で平然と同種も含めた虐殺を行うという、マッドサイエンティストな気質がある。


・能力


知能、人であっても天才と呼べる。それが先天的か後天的かは不明。筆談での会話が可能。

死霊術、魔術師が得意だった術をマスターしている。ただし完ぺきではないらしく、オリジナルが人間特価だったため、同じカラスよりも人間を使う術の方が優れている。

スケルトン、動く人骨を召喚できる。主に自身の陰やローブの中のような闇から這い出るように現れる。別段の命令がなくても勝手に行動し、敵に対して攻撃を行う。その数は最高で303体を記録しており、実験として作り出した分も動かせるとなると、四桁を越えかねない。

スケルトンは骨だけで、武器も何もなく、体が軽いためスピードはあっても打撃力は低い。ただし骨のどこかにある魔方陣がある限り何度でも再生し、骨が折れても取れやすくなるだけで止めることができない。

ヘカトンケイル、切り札。その場の骨をひとまとめに、巨人を作る。細かなパーツで作られているため流動し、押しつぶす。

その他、魔術的な知覚能力を有しており、伝えていない情報もかなりの率で把握している。


産まれるべきではなかった。

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