第25句 カバ


夏池や かかる飛沫しぶきは 今もなお


・ー・ー・ー・ー・ー・


カバさんの言う事は、何も出来ないボクに重くのしかかったのを今でも覚えている。


それでも。


水に濡れれば、重いもの。


きっとあの時の言葉が、ボクの悩みを流してくれた。


乾いた後に残ったものは、たくさんの思い出と仲間たち。


だから今度は、振り返らずに。


だからボクは、行ってきます。


〜かばん


【季語】

夏池[夏]:青々と茂る山々に囲まれた湖や池。梅雨の水をたっぷり入れて満々と水をたたえているが、旱とともに水かさもしだいに減ってくる。

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