『権利』かぁ……。
【前回までのあらすじ】
先日、病院の定期健診の帰りに就労支援センターで面談をして来た。
これは現在月に2回通所の予定でスケジュールを組んでいる
幽冥牢彦に限った事ではないのだが、自分が困った状況にあると意識していない人(当人の解決能力の有無は関係ない)、認めたがらない人というのはいて、それが更なる泥沼化を導くので、そうならない様にする為のものだ。
幽冥牢彦の場合は月々の公共料金にタブレットとスマホ代がプラスされ、結構な額になっていた事でどうにかならないか、という話になったのだが、その携帯端末両方のお店で聞いてみた所、特に無駄なあれこれは付いていない事が判明した。
つまり、減らせる要素はないのだ。あえて言うならスマホではなくガラケーへの変更とかだろうか。それも聞いて来たのだが、ガラケーの月々の料金と、スマホ解約後の本体料金などが分割になる事を計算すると、5000円程は安くなる。結構大きい。
その事を話したりして、今月の通所は終わった。
話のまとめに当たって、
『生活保護を受け取る事は就労出来ない国民の権利なので、そこは引け目に感じる必要はないです』(大意)
と、職員さんが言ってくれて、そこで何となくハッとしたのだった。
(そうか、権利なんだ)
と、言われて気付いたのだ。
日頃、生活保護のシステムはよく理解していないくせにボロクソに叩く勢のせいで、悪法みたいになっているが、食えない人の方が今は社会的に見えやすいはずだ。
そこを考えると、その阿呆な風潮を正す為には、授業で教えたりした方がいい様に思う。でないと餓死や自殺したくないのにそうならざるを得ない人は増える一方だと考える。
自分がいつ働けなくなってもおかしくないと想像出来ない事や、社会的に働けない人は自動的に消えると考えているなら、そんな人員が回している社会など、遠からずアウトだろう。
考えたくない程忙しいのと、全く思考にないのは全く異なる。見える範囲での世相に過ぎないが、それでも周囲なのは事実だ。それを見ていると、後者の方が声が大きいと思う。
当然に保証されている生きる為の権利(衣食住、病中、病後、妊娠中、妊娠後に関するあれこれも含む)がそれ以外の権利で潰されるなら、権利などあってもないのと同じだ。
そんな事を考えてみた。
ではまた(`・ω・´)ゞ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます