頑張れ

頑張れ

数えきれないくらいかけられた

その言葉

それと同じだけ思った

俺は俺なりに精一杯やってんだ

俺にだって優先順位があって

考えて動いてんだ

お前の価値観押し付けんなよ

自分ができるからって

見下してんじゃねーよ

そんなに言うならお前がやっとけ

人の気も知らないで

お前だって実は出来ねーんじゃね

人にかまってばっかじゃなくて

自分のことやれよ

俺の努力も認めてくれ


そんなこと面と向かって言い返せないから

うつむいて唇噛んで


いつもと違った


溜まった澱みが溢れだして

押さえつけられなくて

母さんにぶちまけた

母さんは泣きながら

ごめんなさいって


ちがう

おれは

こんなことが

したかったわけじゃない

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