羨む

誰も口には出さないけど

みんな同じことを一度は考える

まぁ

頭のいかれてる奴らは

わからないけど

お金持ちも貧乏も

健康な人も病気の人も

強い奴も弱い奴も

賢い奴も馬鹿な奴も

もちろん僕も


頭の中に

出口のない迷路でも

できたかのようにさまよう

自分に足りないものを見つけて

持ってるやつを羨んで


そこまでは口にしても

続きは言わない

口に出したら

何かが終わる気がして


人間は貪欲だからね

ないものねだりも仕方ない

でも

少しでも

足りないこともいいもんだ

そう思えたら

自分を少しだけ好きになれる気がする

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る