弱い時こそ

心は要らないと叫んでも、

どんなに抑えこよえとも、


身体の内側を縛りつけ、渦巻いて、

私の中の心は確かに今も息をしている。


糸がまるで、ぐるぐる絡んで、解けない。

その糸の正体は紛れもなく、私の心だ。

それでいて、内側に潜り続けるこの糸は、

何色なのか、どのくらいの長さで、太さなのか、

探ることができない。



私は自分の気持ちがわからない。

心に向き合うのが怖い。


抑えてる方がまじだ。

なのに、心を殺しても、渦巻くばかり。




本当は、知ってるんだ。

足りないものを。

あの時に得てたもの。

今、捨ててしまったものを。


本当は、もっと私は負けず嫌いだった。

這いつくばって、生きていた。

もっと必死に生きていた。


今は

諦めて、投げ出してばかりだ。


諦めるのは簡単。

立ち向かうのは大変。



それでも、信じよう。

いや、だからこそ、信じ願い求めなければならない。


弱い時こそ、貴方によって私は力を得れると。

弱い時こそ、私は強くいられると。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る