志惟七ちゃん 13 外散歩

☆49 志惟七ちゃん散歩

2003/08/28 Thurs.(生後95日)

志惟七ちゃんお散歩デビュー!


午前四時半に主人を起こして、志惟七ちゃんのお散歩に出掛けようと誘いましたが、まだ、早いし、暗いし、寝ていたいから後にして欲しいと言われました。

私は、志惟七ちゃんのケージやホーランドロップイヤーラビットの佐祐ちゃんや姫ちゃんのケージの掃除をしました。

志惟七ちゃんは、大便の一部を隠していました。

故意ではなく、自然とそうなったと思いました。

結局、五時二十四分に主人と私とでお散歩に出掛けました。


志惟七ちゃんのお散歩デビューです。


まず、志惟七ちゃんに餌をやりましたが、食べませんでした。

次に、リードを付けて、暫く様子をみました。

主人に言われて大便を取るロールペーパーとコンビニ袋を持ちました。

それから、下の階迄志惟七ちゃんを私が抱っこして降ろしました。

そこには父が居ました。

志惟七ちゃんを見て大きくなったと言っていました。


いよいよ、外出です。


玄関に志惟七ちゃんを降ろすと動きませんでしたので、抱っこして、玄関の外に出しました。

まだ、踏ん張っていたので、抱っこして、門扉の外へ連れ出しました。

そうしたら、志惟七ちゃんの顔色が急に明るくなって、私が、「Let’s go!」、「志惟七!」と言うと、志惟七ちゃんはおそるおそる歩き出しました。

主人は、「変な掛け声は止めて欲しい」と言いました。


3m程歩いた所で、お隣で大型犬を二頭飼っていらっしゃるNさんにお会いしました。

「何ヶ月なの?」と訊かれたので、「三ヶ月ですよ」と主人が答えると、「じゃあ、お散歩始めたばかりなのね」と仰いました。

「ええ、今日からなんですよ」と私が言うと、「あら、そうなの?」と笑っておられました。

「雄なの? 雌なの?」と訊かれたので、「女の子ですよ」と私が答えると「じゃあ、大人しいわね」と仰いました。

大人しいと良いのですが、志惟七ちゃんはどうなのかしら?


それから、挨拶をして別れました。

お隣のNさん宅も、仕事上、早起きなのです。


志惟七ちゃんはそれから時々、道端にあるものに興味を示したり、急に抵抗して這い蹲ったり、そうかと思うと走り出したり、やはり歩いてみたりして、お散歩をしていました。


自宅から、コンビニの方へ行き、ポストの方へ行き、Nさん宅を回って自宅に着くコースでした。


志惟七ちゃんは、Nさん宅の前は這いつくばって、全く動こうとしなかったものですから、私が、抱っこして、自宅の門扉の中に入れました。

それから、玄関迄は自力で行かせようとしましたが、玄関の手前で止まってしまいました。

私が、大便を取る為の袋をガサガサと振ると玄関の中に入って来て、上がり口迄来ました。


お散歩をよく褒めてやって、二階のペットルーム迄抱っこして連れて行き、ケージに入れ休ませました。


餌をまだ食べないのでおかしいと思っていたら、主人が、水が入っていない事に気が付き、入れてくれました。


午後三時半にも、涼しかったので、私一人でお散歩へ行って来ました。

早朝と同じコースでした。

志惟七ちゃんは、人が気になる様でしたし、車が多くて危険でした。

嫌な用事を思い出し、Nさん宅前で這い蹲っている志惟七ちゃんを抱っこして、帰宅しました。

慌しかった感じがしました。

その後、約束を守らない相手方に頭に来て、時間のロスをさせられました。


志惟七ちゃん、お散歩は楽しかったですか?


私は志惟七ちゃんとお散歩できて良かったよ……。


*** 咲春


☆50 志惟七ちゃん経験

2003/08/29 Fri.(生後96日)

志惟七ちゃんお隣さんとお話する!


早朝五時半、主人と私とで志惟七ちゃんを散歩させました。


コースは家の周囲と変わりません。

主人が自宅からコンビニ迄暫くの間、リードを持って待ってくれました。


夕刻を過ぎ、夜七時に私一人で志惟七ちゃんを散歩させました。

少し暗いですが、涼しい時間です。


途中、お隣のNさんご一家にお会いして、ご主人様に志惟七ちゃんはじゃれつきました。

ご主人様も犬さんがお好きな方なので、分かるのでしょう。

志惟七ちゃんは、引っ繰り返って、尻尾をぷりぷり振って喜んでいました。

Nさんの奥様は、「小さいし、面白いし、人懐っこいのね」と楽しんでおられました。

Nさんのご主人様は、「好きな人は分かるのだよね」、お腹を見て、「雌なんだ」と仰っていました。

「名前は?」と訊かれたので、「志惟七です」と答えると、「可愛い名前だね」と言われました。

褒められて良かったね、志惟七ちゃん。

挨拶をして別れました。


志惟七ちゃんは、殆ど寄り道をせずにたったと歩きました。

私にとっては歩行でも、志惟七ちゃんにとっては走行でした。

Nさん宅前もスムースに進み、自宅へ自発的に帰宅しました。

上がり口もなんのそのでした。

ペットルームへ抱っこして連れ帰るとよく褒めてやり、お座りをさせました。


志惟七ちゃんは色々な経験をして行くね……。


*** 咲春

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