冷戦ヲサヲサシ コンテスト

牧野 ヒデミ

第1話冷戦ヲサヲサシ〜はじまり・テスト・1


モデル。ファッションモデル。と、同じ格好を私がした場合。


似合うか似合わないか。


作り手のイメージ優先で百%近づいて磨き上げるのと、作り手に、その者に似合うレベルで作らせた物では、どちらが売れるのか?


所詮庶民が望んでいるものとは、違う色だ。


階段を登りつつ七変化していく流れを映像でシュミレーションしてみたら、どの段階が多く好まれるのだろうか。

あまりに奇抜では何の職業なのか、訳が解らない段階があった。


うまい技にはウマイシカエシ

フランス語の諺だ。


駅の掃除のおばさんに、まず制服から着替えてもらい、109で買ったカリスマ店員お勧めの服。

美大生の描いたTシャツ。

こむさでもーど。イブ・サンローラン。アメリカン古着にヨーロッパ古着。

手作りの私服ワタシフク

着せ替え人形のおばさんマネキンは、ショーウィンドウで掃除をしていた。

怒ってる?怒ってない?


「新しい制服ですって。」


何も疑問は無いようだ。

このパターンに怒る人は?


探してみた。


宣伝広告を縫い付けて、あり得ない高級なスポンサー名もあり。無料ですね。逆に。怒られませんか?


サーキットで走るレーサーは、走れれば良いのだ。走る為ならば。

リングで戦うボクサーは、対戦できれば良いのだ。


走りたく無いレーサーに、無関係の広告。

賃金のしがらみは、そこには無い。


ただ、こちらの表現、受け手の感想。見た人の反応を見たいのだ。


掃除のおばさんは、結局すべて服を持ち帰った。


見ていた通りすがりの人々は、何を思ったか。

目に見えた、動くおばさんマネキンに、色を覚えただろうか。


パフォーマンスに憧れを抱くのは、奇想天外と凄腕を繰り返す、大道芸だけでは無いようだ。


一つ、その瞬間的な出来事である事に、視線は動くのだろう。

売れるのでは無い。


売るのだ。売らなければいけない場合。





1、 テスト2



花より団子ですって。


勿論、花ではつまみ食いも、

できませんしね。

花びらどん。

そこへ、一通のメール。


何処へ行っても、動いていても、メッセージは受け取れる世の中だ。

マイメッセンジャーをフル充電さえしておけば。


持たされているのか、使わされているのか、使わずにはいられないこの状況って、どちらかと言えば、花びらどんより。

あたり前といえば、あたり前。

それが、売れると言うもので。

ただ不思議なのは、使っている方は、たまに頭にきてしまう事がある事だ。


花よりなんですか?


もう、花より花だと、言い切る思い切りが必要だと意気込んでしまっては、滝に打たれる修行僧。

たまに頭にくるくせに、そんな事までして、何を売るつもりなのかと、お客さんも驚きますよ。


一つ目指すのは、長く使っていられる物。


ほっとする物。


ですから、頭にくることは無いはず。


そこで、最近怒った理由を聞いてみる事に。いや、嬉しい事ではないのですか?

とにかくリサーチ開始と、古手川さん、生きていく上でのレベル、生きレベ。

生きレベシャドウを見せていただきましょうって、かなり限定されてしまうのでは?


このシャドウ、サイズ、重さの指定はありません。

でも、必ず持つか、または、部屋に置いてあります。で、怒ってもらうにはどうするのか・・・。


「なかなか怒りませんからねぇ。」


困らない、も困るもので、見えなくなったって空気はなきゃで、究極の選択は、やめて下さいよ。


団子でいいって話しなんですからね。


楽しみで満たされるのは、いつになることやら。

このままでは、消費するどころか、不良扱い。あーんしーんと炬燵こたつでみかんの皮を剥き、深い眠りにつくことでしょう。


「どこで油を売ってるんだ」


ほっと休んでいいのでしょうか?


それは、さておき、

会社員が砂漠の中を走る抜けるレーサーならば車をまずは購入します。

できればお隣にはナビゲーターを。

カーナビもいいでしょうが、スタッフも必要です。

そしてそこにはエネルギー。


車にはガソリンですが

己には血となる食料は欠かせませんね。


「あっ」と強風が吹けばロングコートと、障害物にはヘルメット。

汚れちまったら、洗濯と、シャワーも浴びて綺麗さっぱり。


流れゆく社会の中ではアピールと、クラクションを鳴らし、車には名前を張り巡らせて、


「女将さん、いつもの。」


ここに辿り着く事が第1ポイントのゴール地点。


それでは明日から始まる第2ポイント。いったい何処へ向かうのか?


迷ってしまえば命の危険も。


「遅かったじゃない。どうして迷ったの?」


「拙者、忍者の修行へ行ったのでござる。」


「着の身着のまま、痩せこけて、体の調子はいかがなの?」


「君こそ、どうしていたんだい?

ちょっとぽっちゃりしたんじゃないのか?」


「だって最後に会ったのは、かれこれ20年も前の事。ほら見て、ここが私のお城なの。」


城は山の手、ローズガーデン。


砂漠で水をもたらせて、

治荷重やら重機荷重と表面荷重。

組み立てるには計画的に安全確認。

時間はかかるものである。


跳梁ちょうりょう街を揺れ動かすと、新発想の大発見!


レーサーになる者は忍者ではいられないのだ。


限りのある回路と人類がまだ知らず地へ直航し、歓喜乱舞と人の為。


そこにある彼方とここにある保つ。


保有と保護区は自国の為にと、

人々は働くのである。


美しい景観を眺めれば、知覚の栄養に。


そこにある色の無限とは・・・。


地球サイズに色を並べて、

埋め尽くしたら、

幾つの色が出来るのか。


スペースを決めた上での数の限界。

混ぜて、混ぜて、一体、

何色になるのであろうか。


地球サイズよりも色数は多くなる?


無限に色は無い。


何故、無限を人々は求めるのか?


器を選ぶ。

器を探す。

器を何にするのか。


素粒子の一粒は、人類の大発見。


地球に住み、

空に絵が描けたなら、

画家に翼を。


空気も地球上の中での話だ。

いっぱいになったら?


地球はどれだけの物を収める事が、

できるのだろう。


爆発してしまう。


積め上げ過ぎれば高く、高くなり、

空が狭くなり、詰め込み過ぎれば、

風は通れない。




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