第59話 吾輩ある問題について気になる!
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「もうお腹いっぱいだよ……」
「どうしたんですか?」
「もうほっといってくれって言いたくなるよね!」
「……あぁ……アレですね」
「どいつもこいつもアレするなコレするな、人のことばかり叩くやつが多い!!」
吾輩は久々にかちんと来てます。
というか、溜まってたものが飛び出す感じです。
もう、本当さいきんこの手のやつが多い! うるさい奴が多い!!
『ラノベの表紙がエロすぎるから規制しろ!』
まぁ題名は違うけども……。こんな感じです。
えぇライトノベルえっちぃのありますからね。わかりますよ。
ただね……写真見てみてよ。ほぼエロいのないから……おまけにピンポイントでその一冊ですか……勘弁してくれよ。それめっちゃおもろいやつやん。それ名作ですやん。おまけに歴史の勉強にもなるやつですよ。
娘が気持ち悪いって、言ったから、なに?
子供が見たら毒だとでも……絵だよ。おまけにオッパイデカいだけじゃないっすか? 何か問題でも? 服着てんすよ……。
これの何がいかつくって、これに便乗して規制しようかなとか言うやつ。
吾輩キライです。
資料の写真みても気づかん? ほかの表紙見てみろよ。普通やで。十数冊の一冊をピックアップして、ラノベ全体を規制?いかれてるぞ。そんなじゃ間違い探しもできないぞ!!
っていうか、最近こんなんばっかですよ!
何か悪いことのようなものを見つけては道徳がどうのというが、少数の人間が騒いでるだけでなんで規制されるの?
なんでもかんでもそう。
何かあれば規制だ、法律だ。なにしたいの?ドエムなの?
そんなに縛りプレイしたいんだったら、一人でやってくれ。巻き込むなよ。
未成年がタバコを吸う演出もダメ。憧れるから。
もう……意味わからん。憧れるのを規制するってどういうことなの?
タバコ自体法律で禁じているのに、さらに規制してまで放送しなきゃいけないことって何? その意味は??
真似しちゃうから……
知らんがなッ!
なんでもかんでも規制しなきゃ生きてけない程、みんなバカじゃないよ……。
わかるよ……普通に。どうしてそこまでして封殺したいの。何に怯えてるの?
これはわかる。怯えてなどいない。
まるで関係ないからどうなろうとどうでもいいって思考だ。
規制を作る側の人間にとって不都合がまったくと言っていいほどないからだろう。
じゃあ、ほっとけばいいじゃん。見るのも気持ち悪いってか?
虫とか見て気持ち悪いから絶滅させる系の人?
許容範囲をせばめていけば動けなくなるというか、出来ないことが増えるだけだよ。自分の番になれば騒ぎ立てるのかもしれないが、何かを奪ってまでやらなきゃいけないことなのかね。ってか、もっと他にやらなきゃいけないことがいっぱいあるだろう。ラノベの表紙を問題にするよりほかにもっとあるだろう! そんな細かい所じゃなくってさ!! そこに注力する意味がわからないし、理解できない!!
キャプ翼で監督がベンチで酒を飲んでるのもダメでお茶とか……もはや理解不能だよ。大人も真似しちゃうから危険ってこと?しねぇだろう!!
普通に考えればわかるだろう!! なにその規制って!?
この規制大好きな人たちって、何を目指しているのだろう?
よりよい社会ってやつだろうか?
よりよい社会って何かを考えることから始めた方がいいのではなかろうか?
土台もないのに見つけ次第、行き当たりばったりなんでもかんでもやるのってどうなのだろうか!!
まぁ、自己満足の世界ってやつかもしれない。
だから吾輩も自己満足で返すよ。
その考え方は稚拙で間違っていると思う!!
≪つづく≫
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます