第52話 吾輩はお天道様という言葉が――

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「いつから死語になったのだろう?」

「何がですか?」

「お天道様が見ているぞとか、言わなくなったな」

「……旦那……いつの時代の人ですか?」

「えっ?」


お天道様が見ているぞと言われた経験はなかろうか?

これってメジャーな言葉だと思うけど、なんか死語っぽい。


空には何があるの?



吾輩は考える。

コンテストがカクヨムで多発されているようですが……。

なぜだろう……今いち盛り上がりを感じない。

電撃とかいっぱい作品あるのに……なんだろう……こう騒ぎがないっていうか……何か……お祭りなのに異国のようで……どうして、そんな風に感じるのだろう?


吾輩が参加していないからか?

それともユーザーが静かなのか?


最初の時はバンバンエッセイとかで訴える人たちがいたけど、昨今いないのね。まぁコンテストレポートみたいな感じで直近の状況とリンクして書く人はいたりするけど……。


もっとガヤガヤしてて欲しい感もあるのだよ……悪い意味じゃなくてね。

こうアレが面白いとか、これヤバイとか。

この発想なかったわとか、イマイチ足りないものがあるといったような感じだろうか。何かお淑やかでいいように見えなくもないが、盛り上がりにかけている。ワイワイ感がないというか……どっかでみんなワイワイしているのを見つけられないだけなのだろうか……。それはそれでちょい寂しい。


わがままだな……

吾輩……


コンテストに賑わいが足りない感が否めないと言った愚痴である。



吾輩は考える。

よく見かける異世界転生がなぜ人気なのか説。


誰もが考える。なんで人気なのって? 答えをつけようと必死になって、現実逃避の願望を物語っているとか勝手にこじつけて、さも正解のようにふるまう。


段々それがおかしいと思えてきてしまった……昔はそれでもいいと思えていたんだが……。

別に楽して強くなりたいとか、人生やり直したいとか、そういった願望で受けているわけではないのでは、ないだろうか?


面白さがあってこそのウケであって、それを蔑ろにして結論を出そうとする意味が分からなくなってきている。人気があるってことは面白いだよ。


シンプルな答えではいかんのだろうか?



吾輩は考える。

PVより星が増えるとうれしい。


当たり前か……面白かったよという反応が欲しいのだから。

誰もが苦労して書いてるのだから何かしら読んだ人から感想がもらえればうれしいに決まっとる。そういうものだろう。


だから星を貰いたいと思うのは悪い事じゃない。



吾輩は考える。

蚊がこの世からいなくなればいいと。


なんなの? あの虫? 

ぷ~んってうるさいよ……至る所にいすぎてうざいよ……。

刺されるとかゆいし……いつやられたかもわからないから、イラっとするよ。


町中に蚊取り線香を一日炊きまくったらアイツら全滅するのかしら……。

吾輩はなんとなくアイツら嫌いです。



吾輩は眠りにつく。


≪つづく≫

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