しゃこ

めぞうなぎ

しゃこ

「しゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」

「寿司」

「ガレージ」

「会社の金庫」

「運転免許教習所」

「48個」

「しゃこ」

「48手こずらせやがって」

「しゃこ」

「シャム猫」

「しゃこ」

「借金取りは女の子」

「しゃこ」

「ロシアの美術家」

「ロトシャンコ」

「じゃこ」

「それは違うのでは」

「おじゃる丸が女の子になったら」

「おじゃこ」

「ちゃこ」

「ペンですね」

「メスのサメ」

「シャー子」

「メスのシャープペンシル」

「シャー子」

「違いを述べよ」

「歯磨きするのが前者、研ぐ(sharpen)のが後者」

「しゃっこいいですね」

「しゃっこいい?」

「褒賞として、こちらの『しゃこ入れ』を差し上げます」

「しゃこ入れ?」

「いつでもどこでもしゃこが持ち歩ける画期的なデバイスです」

「生臭そう」

「避けなさい」

「shirk」

「芯を出しなさい」

「シャーペンをノック」

「しゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」

「救済されなさい」

「釈迦」

「新鮮な野菜の食感」

「シャキッ」

「アイスを食べなさい」

「シャクッ」

「和風の朝食に欠かせないもの」

「シャケ」

「デンタルケアしなさい」

「しゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」

「ぐちゅぐちゅぺっしなさい」

「うがいですね」

「この黒く光る蛍光塗料をお使いください」

「それでは夜闇に光るお歯黒になってしまいます」

「じゃあこの」

「何ですそれは」

「邪悪な心も一緒に洗ってあげてください」

「今、あなたの胸から取り出しましたよね?」

「このブラシでしっかり磨いてくださいね」

「なんだか変な形ですね」

「キャブラシというものです」

「道理でタクシーみたいな見た目なわけだ」

「はい、シャカシャカ」

「ごしごし」

「シャキシャキ」

「ごしごし」

「ショキショキ」

「それは妖怪小豆洗いです」

「ジョキジョキ」

「鋏で損壊しているようではないですか」

「失礼――シャクシャク」

「まるでスイカを食べているかのよう」

「ジョッキージョッキー」

「一着エビゾリロブスター、二着カラムキダルイナー、三着ヤメラレナイトマラナイナー、四着アレルギーコワイナー」

「シャリシャリ」

「寒冷紗ですか?」

「寿司のシャリです。上にしゃこが乗ります」

「はあ」

「シャーレシャーレ」

「それじゃあただの実験器具です」

「シャーロシャーロシャーロシャーロシャーロシャーロシャーロシャーロシャーロほむほむほむほむほむほむ」

「シャーロと9回、ほむと複数回言ったからと言って『シャーロックホームズ』にはなりません」

「ショックショク」

「どうかなされたんですか?」

「妻子に逃げられました」

「それはそれは」

「ッシャーコノヤロ、カカッテコイヤ、アァン!?」

「お気を確かに」

「あたしゃぁこの道三十年だけどねぇ、こんな事初めてだぁよ」

「心を洗い終わりました」

「どうです、見違えるように綺麗になったでしょう」

「不思議なものですね」

「それじゃ、これを燃料庫に入れましょう」

「よいのですか?」

「汽車コッコーというでしょう?」

「乗り物なのかニワトリなのか分からなくなりますね」

「発車コーライ!」

「昔の朝鮮半島みたいですね」

「では、三者懇談を始めましょう」

「父も母もおりませんが」

「両者心の中におりますから」

「そんなものでしょうか」

「孫も曾孫も玄孫やしゃごもそうです」

「未来は連綿と続いていくものなのですね」

「ここはひとつ、子孫繁栄をお願いしましょう。あなたはこの5円玉を見つめていてください。あなたはだんだん眠くなーる、眠くなーる」

「ああ、瞼が重たくなってきました」

「さあ、そこの賽銭箱にお入りなさい」

「床も壁もある、天井は少し雨漏りがするけれど、とてもいい心地です」

「感謝の気持ちを声に出しましょう」

「ありがとう」

「もう一度」

「ありがとう」

「子守歌をすさんであげましょう」

「すやすや」

「尺取虫に彼女ができました。どんな名前?」

「しゃこ」

「強張った体で横隔膜が痙攣しました」

「しゃっこり」

「海産物になったアジャコング」

「じゃこ」

「蛇行の異読」

「じゃこう」

「シャルルドゴール空港」

「しゃこ」

「良心の呵責を美少女擬人化すると?」

「良心のかしゃこ」

「他の人の為に私財を投じる優しい子に育つよう、名前を付けてあげてください」

「喜捨子」

「SNSにどっぷりの少女への悪言」

「ソシャ子」

「釈然としない様子、略して」

「しゃこ」

「読者にお礼を言いなさい」

「謝辞。この文章を読んでいただきまして、感謝の念が枯渇することがありません。社員一同、心より皆様の再訪をお待ちしております。しゃくりあげて涙が零れ、シャツがこんなにびしょびしょです」

「本文のテーマに沿って、簡潔にリライトしなさい」

「しゃこしゃこしゃこしゃこしゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」

「しゃこ」


 じゃあ、また今度。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

しゃこ めぞうなぎ @mezounagi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ